(花)時季つむぎの素材

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床は「家財」

この床に、忘れていた「床に座る」という感覚を再び教わりました。

そして、この床は「家具」と同じ「家財」になります。

「時季つむぎ」(モノに時間を貯め込み、季節をつむいぐ)の暮らしを少し実践してみてください。

メンテナンス方法もお伝えします。

そして、時間を貯め込み馴染んだ床には奥行きが生まれ、美しい翳りを映し暮らしに「静寂」を落としてくれます。

(この床材の詳細は ↓  下記の文章の後半にあります。)

あとは時間が美しくしてくれる。

“Dose it keep time in things?”

What is important is getting used and becoming an old color.

That texture is attractive.

時間という価値を織り込む意識で、古色を帯びる素材を選んでいきましょう。

「時季つむぎの素材」の魅力は使い倒してこそ。

つくりながら暮らす。

自ら手を加えるという暮らし。

自分でなおせるモノを選ぶ。

壊れたら自分の一点モノづくりにチャレンジする。

つくり手と直接つながる。

これが、なおしながら使い切るポイントです。

地元で手に入る素材や材料を調べます。

これも、なおしながら使い切る大切なポイントです。

気に入って大切にしているものほど、壊れたり傷んだりするものです。

そこから修復すればもっと深いつながりが生まれ、今まで以上に馴染むものです。

だから、なおして使えるモノ、なおして使える環境でないと暮らしはたのしめないと思います。

つくる事を通して失敗を経験する。

失敗は発見のもと、くよくよしないでチャンスに変えます。

失敗もつむぎながら知恵をたくわえます。

どうしたらいいかを考える、その力こそが「生活力」です。

制限があるからたのしい。

思い通りにならないからたのしい。

自分でやれる限りのことをやるのです。

これも時季つむぎの暮らしです。

時季つむぎの暮らしの中で、たのしみの見つけ方発見してみませんか?

つくり手と使い手の心が滲んで見える素材がある。時が経つほどに美しく。使い込むほどに美しく。それは年月を経てそなわる美しい魅力になる。つくり手と使い手が共に小さく時をつむぐ素材がここにあります。

月と雨 建築舎ではクライアント様の暮らしの悩み、夢や理想とするイメージ、そして地域性などに合わせて素材をご提案させています。ここでご紹介させて頂く素材はほんの一部ですが、その中でもその素材につくり手の想いやストーリーのあるものを少しだけご紹介させて頂きます。こんな想いやストーリーを少し知っていることも“愛着”につながると思うので。。。あなたが“永く愛せるモノを選ぶ”為の基準の一つになれたら幸せです。

そして、何より「永く愛着を持って住み続ける」為に見た目以上に重要になるのが・・・・・「暑い」「寒い」という不快感、生活費の負担になるエネルギーの浪費という問題を解決する、「快適で省エネ、さらにその性能を長持ちさせる」デザインのご提案をしていくということです。月と雨建築舎は、クライアント様の悩みに合わせて想いを込めて一つ一つ素材をセレクトしていきます。その想いをほんの少しご紹介。選択肢の一つとして参考にしてみて下さい。

「古いモノを愛する人の為」に使い古された素材の素質を最大限引き立たせる表現が可能な材料を選び抜き、空間構成していきます。

その一つが、白くプレーンな空間を演出する 「クレイペイント」です。

(粘土塗料)

「クレイペイント」(ドイツ)

この素材は「古いモノを愛する人の居室」にピッタリな要素をもっています。

クレイペイントは環境先進国ドイツで開発された自然粘土塗料。成分の98%以上が天然の植物と鉱物からできています。

特性は

脱臭力
ホコリを防ぐ
優れた吸放湿性でカビ・ダニを防ぐ
夏はサラサラ、冬はしっとりの空間
そして、一番大切な質感として「艶消し」ということ。

古材の傷を「記憶」として引き出しつつ、古い家特有の「匂い」「ホコリ」「カビ・ダニ」対策にも効果があります。

 

(木部塗料)

自然塗料 「いろは」(広島:アールジェイ株式会社)

“いろは 月と雨オリジナルカラー 「ヴィンテージチーク」”です。

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「いろは」は月と雨 建築舎が木材を活かす為によく使わせて頂いているのですが、「染色」という発想ができる浸透型木材塗料だと思っています。

「いろは」は日本の美しい色を名前に持つ塗料ですが、月と雨の「花ノイエ」の為にオリジナルカラーを特注で製造元のアールジェイさんに調色、開発して頂きました。

月雨オリジナル「ヴィンテージチーク」は北欧家具をイメージして調色して頂いています。月と雨 建築舎がこの北欧家具をイメージしたのは「私たちがいつしか見失ってしまった日本の感性を北欧の精神に学ぶ」という想いをこの「残し抜くリノベ」に注ぎたかったからです。

これは「北欧スタイル」というインテリア様式としてのモノマネではなく、思想として学ぶということを意図としています。決して豊ではなかった北欧では、「本当に良いモノを、長く大切に使う。」という、実質本位の精神が伝統として深く根付いています。住まいやモノを簡単に使い捨てにしない文化は今でもずっと継承されているようです。

日本の文化も昔はそうだったと思います。僕を育ててくれた祖母がそうでした。ただ、これを「古き良き時代」としての単純な回帰とするのではなく、そのような時代を見直し円を描き回帰しつつも、横からみると次元が違うモノへと上昇している螺旋となる「却来(きゃくらい)」を描きたいと想っています。

美しく大切に使い込まれた北欧家具は「ヴィンテージ」として価値が何倍にもなります。日本の家も大切に使い古された家に「ヴィンテージ」としての価値がつくことを夢見て大切に家づくりをしていきたいと思います。

月と雨 建築舎がこの自然塗料「いろは」をおススメさせて頂いている理由の一つは、塗装後の経年変化もふまえて「美しい木目を活かす塗料」ということを長年使って実感しているからです。(この写真の藍染のような色は月と雨建築舎がオーダーさせて頂いた特注カラーになります。)

以下、カタログより抜粋して紹介させて頂きます。

「いろは」は日本の風土によく似合う、人にも環境にも優しい自然塗料として開発されました。いろはの着色顔料はベンガラです。耐候性のよい微粒子天然顔料(ベンガラ)の為、浸透型木材保護塗料として気温の変化や紫外線による塗装面の劣化が少ないのが特徴です。木材の美しさを長期間保ってくれます。他にも、厳選された天然成分が使用されています。植物油である桐油や亜麻仁油、天然樹脂のロジン(松脂)、働き蜂たちが作った蜜蝋を原料として配合されています。

特徴として、木に皮膜を作らず優しく浸透する性質があります。木の呼吸を妨げることなく、調湿作用が働きやすく結露を防ぎ、室内の空気を快適に保ちます。また、木の美しい木目・質感をしっかり感じられる、しっとりと落ち着いた自然な風合いに仕上がります。撥水性もよい為、木材の表面に水シミや汚れがつきにくくなります。

 

(木部ワックス)

いろは蜜蝋ワックス 「森の精」(広島:アールジェイ株式会社)

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天然成分100%(蜜ロウ・ライスワックス・木ロウ・ラノリン・荏油(えあぶら))使用の蜜蝋ワックスです。

無垢フローリング、建具、家具等木製品全般の汚れ防止、保護、仕上げ用として、素材の美しさを引き立たせ自らお手入れするごとに愛着を持たせてくれる蜜蝋ワックス。

荏油(えあぶら)やラノリンの働きで撥水性を持たせ、天然のロウ成分の働きで優れた保護効果を発揮してくれます。水に強く、木材表面を汚れからまもります。ツヤを抑え、素材の持つ自然な風合いを大切に、美しい仕上がりになります。木は生きていると言われますが、この森の精は天然木の調湿効果を保てます。

またアレルギーやシックハウスの原因と言われる有害化学物質を一切使用せず、天然成分100%で、健康に配慮した製品で、主成分の荏油は乾燥油と呼ばれ、乾燥時間が短いことが特徴です。その上、ワックスの伸びが非常によく、一度塗りで仕上がりますので、扱いやすく、作業しやすいという特徴も月と雨建築舎では重要視させて頂いています。「自ら手を加えて」お手入れしやすいということは、「永く使い込むほどに愛着がわく」という一番大切な考え方につながります。

大切な習慣を実践し継続しやすい、DIYに最適なワックスです。

 

(床材)

内装材 「ニシアワーの素材」(森の学校 岡山県西粟倉村 百年の森構想)

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月と雨 建築舎がこのニシアワーの素材をピックアップしているのは、この質感とお手頃な価格というだけでなく、「西粟倉村 百年の森構想」による地域に愛着を持とうとする想い、そしてなにより村が村らしくあるために地域の個性を見失わないように「上質な田舎づくり」をめざしている地域の活動を大切にしたいと思っているからです。

月と雨 建築舎が「木造住宅改修専門の住宅再生屋」を掲げさせているのも、事業の活動目的として社会問題化している「空家問題」について月と雨 建築舎の活動が役に立つようになって欲しいと考えているからです。この空家問題について以前ブログでも書いたのですが、空家問題はリフォーム、リノベーションで住み手を探せばいいという問題ではないと個人的に思っています。日本全体で見失われている「地域性」を考え、その地域の個性を育てることが重要であると思います。これからは大きく街づくりを視野に入れ、人の集まる為の条件、人が住み続ける為の条件を創り出し、考え続け存続させることが重要だと感じています。その視点で改めて西粟倉村の取り組みをみた時、この西粟倉村「百年の森構想」の活動が「地域の個性を育てたモデル」として存続することこそ「空家問題」のさらにもう一つの解であると思います。

「塗り壁」をもっと身近に。

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「こだわりを実現したら高くなる」「雰囲気をよくしたらメンテナンスがしにくくなった」そんな多くの当たり前がある業界風土を少し変えることで皆さんが幸せになれば、と思い開発された天然素材にこだわった塗り壁材です。

天然成分で圧倒的にローコストな塗り壁材をつくること。これが開発にあたってのコンセプト。

「塗り壁にしたいけど高いから・・・」そんな多くの声の答えになる商品。

日本では採取の難しい、ドイツ製「天然ミネラルファイバー」を加え、従来の塗り壁材の強度を大幅に向上し、今まで扱いづらいと思われた天然系塗り壁材のイメージを変える、これからのスタンダードになる商品です。

月と雨 建築舎ではこの商品に出会い、曖昧にされがちな商品データについて問合せしました。その結果、「ノンホルム成績書」「吸放湿・消臭試験成績書」「不燃認定書」そして、一番肝心な「製品安全データシート」を確認して採用させて頂きました。また、月と雨建築舎では愛着を持って永く使い込む為に必要な条件として「アフターメンテナンス」のことを商品選びの重要なポイントとしています。この商品には適正な施工方法で施工されたことを条件として「10年クラックサポート」をつけることができます。

(断熱材)

断熱改修に羊毛断熱材という選択肢

羊毛断熱材「ウールブレス」

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永く愛着を持って住み続ける為には見た目以上に「快適性」が大切だと思います。既存の家の問題、快適性の問題を解決する為に、断熱材と気密材等の組合せをデザインすることが重要になります。

沢山の種類と性能のある断熱材。断熱改修にはどの断熱材が正解というものはなく、正しい知識とプラン全体の組合せ、そして何より大切なコストと「現場施工品質」。これを踏まえて月と雨建築舎では羊毛断熱材「ウールブレス」を一つの選択肢として考えています。自ら施工するにも快適に施工ができ、多くの現場監理を経験させて頂いた中で、一番現場、職人の施工品質を確保して性能値を確実に実現できるものだと考えています。

非破壊では施工が難しい床下断熱改修においても、その性質から「セルフビルド」でも施工がしやすいというメリットがあると考えています。

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(施工例:88house広島オーナー様セルフビルド断熱改修(DIYサポート))

「快適」で「長持ち」する家に改修する為に、月と雨建築舎は「デュポン社の技術力」を選択肢の一つにしています。

「可変透湿 気密シート」デュポン ザバーン

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永く愛着を持って住み続ける為に「耐久性」と「省エネ性能」を向上させる。

可変透湿気密シート「ザバーン」は、空気中の水分が少ない冬場は湿気を通さず、空気中の水分の多い夏場は湿気を通します。この特殊な機能により、省エネ性能を向上させつつ、構造体内結露を抑制し、耐久性をさらに向上させることが可能なスマートなペーパーバリアです。高温多湿と言われる日本の気候に適した気密シートです。

月と雨 建築舎では「断熱改修」の一つの案として、「羊毛断熱」と「可変透湿気密シート」の組合せをご提案させて頂いています。(「断熱改修」は住空間全体、建物全体で考える計画が重要になります。クライアント様の家族構成、今住んでおられるお家の状態、コストに合わせて一つ一つ調査をさせて頂いた上でクライアント様に適したデザインをご提案させて頂きます。)

透湿・防水・遮熱シート デュポン タイベックシルバー

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課題は「その機能がどれだけ持続するか」。それを追求して開発された、高い耐久性を実現する透湿・防水・遮熱シートです。

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シートの防水性能は紫外線と熱によって低下し、遮熱性能はアルミニウムが酸化劣化することにより、急激に低下してしまいます。このタイベックシルバーは紫外線劣化防止剤を練り込んだ高密度ポリエチレンの極細繊維で生成された不織布タイベックを基材に、アルミニウムを蒸着させています。

快適に過ごすための機能だからこそ、長持ちしなくてはならない。だからこそ、月と雨建築舎ではデュポン社の技術力を選択肢の一つとしてご提案させて頂いています。