「友達と遊んだ後の汚れ、ちゃんと掃除しておかないと、もう遊ばせてもらえないぞ。」
「はいはーい」
友達と遊んだ次の日の掃除は楽しそうだった。
また一つ、床に思い出が積み重なった。
夏が終わる。思い出と共に愛着も増していく。
日常の床のお手入れは昔ながらの拭き掃除(雑巾で水ぶき)が一番。
「拭く」というより「磨り込む」感覚で水ぶき。
手で愛を磨り込む感じ。
その顔の笑顔も家に染み込む。
拭き掃除は「素材と向き合う」ことになる。小さな変化を気づかせてくれる。
傷、汚れ。それが、想い出。
傷、汚れ。それを「アジ」と思える素材を床にはおススメ。
永く使い込んで価値が高まると思える素材。
傷、汚れ。気にせず思いっきり使い込める素材。そして、たまにきちんとお手入れ。
育てる楽しみ。
そんな床は記憶の写真集。