「地縄張り」で確認すること。

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このシルバーウィークに地鎮祭をされるクライアント様。

その時に確認して頂く為に今日は「地縄張り」をさせて頂きました。

計画した建物の位置を出すこの作業で確認できること沢山あります。

今日はそのお話を少し。

僕の今取り組んでいることは木造住宅専門の改修工事がメインですが、工事施工管理を信頼して頂き今回は新築の「基礎工事」を施工管理させて頂くお話を頂きました。こういう立場を経験させて頂くこともとてもいい勉強になります。図面を読み込むことから、次の工事、全体計画の流れを意識してその一部に関わらせて頂く。ちゃんと結果でお返しさせて頂きます。

そのような立場だからこそ、基本を大切に。

まず、クライアント様に確認して頂く最小限のことを考えます。

・地縄の形・寸法。(建物の形)

・境界杭、境界線と建物の離れ距離(外壁面からの有効寸法も)

・設計GL(建物の平均地盤面)と決定GLの差とその影響。処置方法。

・外構計画。お庭、カーポート、アプローチ等のスペース及び高さ関係

などが最低限確認させて頂くことです。

敷地に立ってこれまで計画された建物のボリュームを初めて具体的に体感して頂くことになるので結構重要だと思っています。暮らしのイメージ、その場所の活用。どこを見て暮らすか、どこを遮るか。今まで打合せしてきた内容をもう一度おさらいするようなものです。

ちょっと聞きなれないGL(建物の平均地盤面)という言葉、これも重要で、駐車場の勾配、アプローチ、建物に上がる為の階段の段数、そのけ上げ寸法。そういった日常生活に関わる重大な寸法決定事項になります。

設計、施工管理する立場にいると、一棟一棟このGL設定には神経を使いますし、これを分かりやすくお伝えさせて頂くことにも神経を使います。ここでイメージの相違があっては取り返しのつかない問題になりかねないからです。

施工管理する立場からは、この他にもまだまだ多くの情報をチェックしないといけません。

土留め、深基礎、そのような費用の出る計画になっていないか、排水勾配は取れているか。基本的なところでいえば建物各部の越境がないかどうか。たまにあるのが勝手口建具と敷地外周部ブロックフェンスとの干渉。そんな問題はないか。忘れがちな「給湯器」などの外部設備の寸法チェック。計画している動線を確保できているかどうか。きりがないくらいいろいろあります。

このようなステップからはじまる家づくりの最初の「基礎工事」。ちゃんと後の工事に気持ち良く繋げられるように、そして最後にこのご家族が気持よくワクワクした心のままで新居に入れるように。心を込めてうちのチームで向き合いたいと思います。