愛着あるわが家の為のインスペクション

ホームインスペクション(住宅診断)は瑕疵や欠陥を見抜くものとは少し異なります。その住宅の状態を把握する為に調査することが基本となります。そのお家に愛着を持って大切に使い込む為に、お家の状態を把握することはとても大切です。

インスペクションしてみると目には見えないモノが浮かびあがってくる事があります。

「なぜこの工法で建物が傾いているのだろう。見た目の不具合は無いのに。。。」

でも、そこから考えて明らかになった結果から学ぶことがあります。

新築は何も無いところから創られているわけではなくて、建てる敷地があり環境がある時点で既にリノベと同じで「今あるモノ」が存在しています。それを感じとりながらも、「これくらい大丈夫、この工法で沈むはずは無い。」そういう感覚で進めてしまうと。。。さらに、フリー設計なら尚更「なんでも出来る自由がある」と思い込むのは、知識が無いと命取りになりかねない。

それがインスペクションを通じて感じたことです。

構造計算も自動計算ソフトでは判断できない領域があります。そこはヒトの経験と知識の領域だと思いました。その敷地、風土、歴史。それは「今あるモノ」として向き合う、いわゆるリノベの感性と同じでないといけないと思います。

スポーツの得意な人ほど特有の身体の不調が出るように、個性あるフリープランの住宅ほど、時が少しでも経てばその個性がそれぞれの症状になって現れます。

その症状はネットで調べてしまうと不安にさせられるものばかり。ネットの情報はほどほどに「愛着のあるわが家」なら尚更その症状と慌てず向き合い、経過を観てお手入れしていきたいですよね。

愛着のあるわが家なら「こんな家いらない。」なんてならないですよね?