「解体前にやること」H様アパートリノベ

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H様アパートリノベーション、解体着手の段取りに入りました。

「リノベーションの解体」といっても、H様アパートに関しては外部を活かしながら内部は構造躯体まで解体するいわゆる「スケルトン」までの解体に近い為、事前段取りは「建替え」の時の段取りとほぼ同じです。

今日報告させて頂く内容は「都市ガス配管切り離し」と「電気配線の事前処理」です。

まず、都市ガス。

今回解体する外壁に都市ガスの配管とメーターが取り付けてあったので、一度切り離しが必要になりました。築70年のH様アパートは配管も劣化するので今では使われていない鉄管でした。今回のリノベーションの計画では配管から新規に行う為、この後の作業ですべて撤去になります。

最初は都市ガスの配管を探す作業。古い建物の為、広島ガスさんにも流石にデータは無いはず、敷地にもポイントが無かったのでどうやって探すのか立会の時に楽しみに見学していました。

いい道具があるもんですね。

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上の写真ではその機械が見えずらいのですが、H様アパートは「鉄」の配管だった為、メインのガスメーターに「電流」を流して、別の場所「道路から引き込みがされていると予想される場所」では

写真 2016-03-28 13 28 57

その電流の流れている配管の「位置と深さ」を探し出す装置で見つけ出していました。

そこからは、「ここ掘れ」作業。

そして、歴史のある建物にはつきものの「ちょっとした現場作業の試練」も掘って出てきました。

今回は「切り離したいガス配管と太いメインの水道管が抱き合わせるように配管されている」という試練。しかも配管どうしが複雑に絡み合っている。。。なんだか外科医ドラマのオペのワンシーンです。

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水道管を傷付けず、ガス管切断の工具を入れ込むスペースをいかに確保していくか・・・。作戦を考え実行。

無事何事もなかったかのように終えることができました。

そして、もう一つ地味にいろいろあるのが「電線問題」

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引き込み線がお隣の敷地の上空越境して配線されていたり、お隣の建物の引き込み線をこの建物で支えていたり、NTTの電話電が同じ建物の各部屋に引き込まれていたり。歴史ある建物は周囲の町の移り変わりをそのまま表現しています。

今回のリノベーション計画では、この様な配線も一度すべて綺麗に整理して、古い配線は使わず基盤から新しくしていきます。

解体前に行うことは、まず電力会社さんとNTTさんに連絡して切り離しと新しい計画を打合せすること。

このような地味な段取りから、この建物を目には見えなくなる部分から綺麗にしていきます。

今回H様アパートに入ってくれる電気屋さんは、こちらの想いをしっかり理解してくれるので、クライアント様のこれからの暮らしもしっかり考えて計画を読み取り、気配り心配りのはる配線をしてくれます。その心の現れがこの「仮設電気」の方法からも。

リノベ工事の流れを考え、電気容量の許す範囲で「工事で電源がここにあれば助かるな」と思うところに配線してくれていました。しかも、

写真 2016-03-30 16 02 59各部屋にコンセントにつなげ手使える「照明器具」を用意してくれて。

これで、来週からの解体準備が整ってきました。

現場は「人の意識」で品質が変わると思っています。「工事監理」する上ではデザイナー、クライアント様の想いをくみ取ること。「施工管理」する上では現場に入ってもらう職人さん達にその想いと自分の想いをまずは伝えて理解してもらうことから。どちらも雑談がとても大切。そして、みんなに楽しんでもらうこと。工程管理、予算管理は一人一人の作業をイメージして、考えに考えて「無駄」を無くすこと。それが信用につながり、信頼関係になり、品質確保につながると考えます。

いよいよはじまるH様アパートリノベーションプロジェクト。毎日H様に喜んで頂ける「美しい現場創り」していきます。