(竣工1910年代と70年代)空間の価値を発見できる「抜き」・解体して創らない選択肢。

DIYリノベ「花ノイエ」、序破急3段工程のうち序の段の作業が昨日終わりました。

これまでは新しく創る空間のバランスを見ながら抜いていく作業。

最後の「抜き」は洋室側の開口部。

明るく風の抜ける空間に変わりました。

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ここからは、地味ですが一番大切な作業。

今回建物に手を加えらる範囲での構造補強の計画。と、計画図面の寸法的詳細調整と現状確認後の計画調整。

構造補強計画では、旧本宅の構造的中心に水平剛性を差し込みたいと思っています。

まずは、畳を撤去して。。。

現在の木組みを調査し、材料の劣化も確認していきました。

この木組みなら!と希望を持って最終的に出来上がる空間を簡素化させ、美しさを引き立たせることがもっと違う形でできるかも!と心がワクワクすることがあった反面、重要な「残る丸太の土台」との関わりを最終的にどう処理するか・・・今日はまだ課題も残りました。しかし、もう少しこの空間と向き合ってアイデア振り絞って、もっともっと良い計画にしたいとウズウズしております。

来週末からいよいよチーム力の増したリノベチーム月と雨の素敵な職人さんたちに沢山登場して頂く予定です。

技術力の「破の段」、職人力によって新しい価値を創り出す工程。

住宅のリノベーションで品質にも関わる一番重要なことは現場の職人の「チーム力」だと思っています。縦の工程、横の工程、斜めの工程それぞれを意識できる個の力。まとまったチームの力。これが月と雨の財産です。

その財産を生かすも殺すも人間性と頭脳次第。あと数日しっかりした調整をやりきり、職人力に劣らない頭脳になりきれるように計画を練り込みたいと思います。

あ、最後になりましたが、和室の畳下の古材は貴重なものでしたのでクライアント様のDIY用に綺麗な状態で生け捕り、古材バンクしておきました。

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