(竣工1980年代)1dayリフォーム。LIXIL「リシェント」作業風景。

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1日で玄関ドアをリフォームしてしまう「LIXIL リシェント」

1日といっても今日は9時スタートで14時代には終了していたのでおよそ5時間

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この姿から数時間で変わるということが凄いというより、

“ドアを変えるだけで周辺の空間を変える力がある”

と、いうことを地味に実感してしまいました。

この1ヶ月間ほぼ毎日リノベーションの工事で訪れ見慣れていた玄関の風景が、

一瞬で変えられる力があるということに、長くコツコツ試行錯誤している自分としては、

ちょっと「ずるいな・・・」とジェラシーすら感じました。

クライアント様はこの工事の様子を見ることはできなかったので、ここでご報告。

まずは既存建具の取り外しから・・・・

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そして、既存敷居の解体、ではなく、「加工」

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その後、リシェントの新設枠を既存枠の内側へ取り付け。

この1dayリフォームの玄関ドアは、既存枠の内側へはめ込み、既存枠をカバーして覆う「カバー工法」という仕組みです。

新設のドアの精度は、この既存枠への取り付けするというこの工程にかかっています。

その為、作業時間の大半はこの作業につぎ込まれます。

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これがカバーしている様子。

既存ドアを採寸して部材発注して取り付けまで最低でも2週間はかかります。

そして、アルミ部材のカバー部の大半は既存枠と既存壁に細部を合わせて現場加工。

玄関ドアの種類や納まりは一軒一軒違うので色々経験と臨機応変の技術が必要そうでした。

1dayで1ストップ(壊す必要がないので他の工事工程を必要としないという表現)での施工。

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と、いってもしっかり考えられた「仕組み化」であっても、やはりそれぞれのお家で何かしら納まりの「標準外」というか、「各現場対応」が必要になるもの。

今回は

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既存玄関の「この段差」に対応する部位。

カバーの縦枠を伸ばして生じた「隙間」が発生しました。

1ストップのサッシ業者に任せていたらここは「アルミの角材」で「隙間隠し」となる為、申し訳ないけどその案を却下。リノベでまだ少しうちの左官職人の補修が必要になることが発生しているので、その作業の時にモルタルでお化粧することにします。1day,1ストップのしっかり考えられた仕組みはこのような現場判断を誤らないように少し注意が必要です。職人さん、業者さんに悪気があるわけではなく、何も1dayや1ストップに拘る必要はないし、そんなところで工務店が楽してもしょうがない。「綺麗に、美しく納める」ことの方が大切。これも重要な「設計監理」であり「施工管理」の現場判断。

と、そんなことを大げさに書いてもこのようなことはリノベの現場では日常茶飯事であり、リノベやリフォームではつきもの。要するに大切なのは「現場で流れる工程や作業の現場感」のようなもの。人の連携であり、それを会話できるコミュニケーションかなと。今日はそんなことをふと考えました。

しかし、長く既存の風景を眺めていた分今回はクライアント様目線で感動を味わえました。この玄関ドアのリフォームの仕組みを考えた人、組織は凄いなと地味に勉強しました。

ありがとうございました。

肝心のリノベーション工事はまだまだ続きます。今回の花ノイエはDIYリノベではない為工事の「過程」より「完成した空間への感動」を意識しています。

Beforeからafterを見ることでの「あの空間がこんなに変わった!」という感動よりも、完成した空間から「昔はどんな姿をしていたのだろ?」とBeforeの姿を想像することが月と雨のリノベーションでは大切なのかなと最近考えるようになりました。

リフォームは綺麗にする計画。Before→afterが一般的。

リノベーションは新しい価値を創造すること。リサイクルとイノベーションが合わさったようなものになる必要がある。

月と雨の考える「新しい価値」とは・・・・

“ここに暮らす人の「自ら手を加える」という発想力・行動力の源をリノベーションでつくる”こと。

現場とクライアント様に反応して出てくる創造力が重要になり、空間に反応して出てくるものが重要になる。それの過程は結果の感動につながって初めて意味あるものになる。