短時間でもできることをやりきるチーム。

6月の蔦屋家電のトークイベントで「空き家問題・アパートの空室問題」というお話を少しさせて頂いた後、古いアパートの空室対策を考えさせて頂く機会を頂きました。

その建物の現地調査に入らせて頂いたタイミングで急遽1室、現状で入居させることに。。。。それが1週間前。

そして今日、そのような流れで月と雨が空室の1部屋を美装させて頂くことになりました。

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今回は現状で床の光沢があるのでそれをさらにうちの職人で蘇らせるパターンで美装、再生していくことになりました。

ただ、この物件がどの程度空室だったのか情報は無いのですが、やはり空き家・空室で放置されるとこのような状況が起こっています。

 

これを蘇らせるのがうちの技術というか“ライフワーク”であり、使命のような気がしてきました。これができないと、蔦屋家電であんな話をした資格はないと。

で、ここから4時間の葛藤と格闘の物語。

 

チラシやコマーシャルや街などでよくみかける「お掃除屋さん」とは少しというか、大きな技術の差があるうちの職人チームです。

汚れの種類、原因をケミカル分野から対策していく知識があります。お掃除屋さんではありません。うちの場合、「洗い屋さんの美装」です。

が、しかし今回はなかなか手強い感じ。

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そして、まずいきなり発覚した問題。

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ユニットバスのカランは錆び付いて水が出ない!

こちらに教えて頂く情報は少ないのですが、どうも今日・明日にでも入居したいという情報が・・・

勝手に取り替えることは今回できないので、不動産屋さんに確認。

そして、本日中になんとか取り替えたいというお話に・・・。

こんな「緊急事態の状況」ための月と雨のリノベチーム力です。チーム月と雨のチームワークです。

一番即対応できる能力を持っている方に依頼したら、嫌な顔一つされずうちの為に午前中に対応してくれることに!!

ありがたい!!!!

この段取りができた段階で7割終わったも同然ですが、この腐食状態。残りの3割は作業中にトラブルが起こらないかどうかの心配です。

が、この人なら大丈夫と思わせてくれる人間力はリノベでは頼もしい。これも普段の信頼関係です。

しかし、次の問題。

不動産屋さんから「エアコン状況を確認しておいてほしい」と依頼があったので・・・

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電源が入ったと安心していたら・・・リモコンが・・・・

そうですよね。長い間空室状態なら・・・・電池が切れていますよね。

それを想定して段取りしていなかった。自分の想定力不足でした。

そして、電池を段取りすると・・・

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正常に液晶は表示され、信号は送られるものの・・・作動しない。

何かエラー点滅。

取説無し(解決後に取説は発見されるもこの時は取説を探すアイデアを持ち合わせていませんでした。)

どうするか・・・。

これも今までの現場対応経験から「神頼みのネット検索」

2003年製。取説データがあるか・・・

「品番とメーカー」を入力して

・・・・ありました取説PDF。

しかし、あまりに簡易の取説で、エラー状態の適合ができず。

結局少し各部の説明を読み尽くし・・・エラーの起きそうな箇所を捜索。

その間も・・・・

「これをエアコン職人やエアコン業者を読んで修理依頼した時の日数」「かかる予算」「修復できる可能性」をシミュレーションしたり・・・・

「あっさり取り替えを提案するべきなのか・・・」

この場合どれが最適な提案になるだろうと同時思案していました。

大前提にあるのは「月と雨がお手伝いする以上、できるだけお金をかけずに解決してあげたい・・・・」という気持ち。

そうこうしているうちに

「この部位が怪しい。そして、これ以外だと今の段階では無理だ」

そう思える一つの部位を割り出しました。

そこを徹底的に分解、組み立てを繰り返して構造を理解していくうちになんとか復活しましたエアコン!よかった電池費用だけで済んだ!

と、今文章にしてしまえば大したことは無かった約1時間のジタバタのうちに職人さんの作業は順調に進んでいました。

まずは一番状態の悪かったユニットバス。

「こんな状態だから、無理。」そんな言葉は聞きたくないなと内心思っていましたが、

そこはやっぱり信頼するうちの職人。他とは少し違います。

何一つ妥協することなく最後までマイナスの言葉を口にすることなくやりきってくれました!

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キッチンも

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窓ガラス、ベランダも

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床も

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そして、そして、

苦戦したエアコンから、照明、置いてあった家具の角から隅までも。

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アパートのこのような作業は単価の安い業者さんが行うものなのですが、今回はできるだけ手軽な値段で精一杯の作業を行ってくれました。普通の同じようなアパートの作業よりも確実に心が入っています。

僕を育ててくれた職人さんたちです。職人さんのこのような姿勢と普段の会話から僕は育ててもらったようなものだと今日改めて感じました。

ありがとうございます。

そして、最後に3割危険な不安要素のあるカラン取り替え。

これも数時間前の急な依頼に対して快く行動してくれた職人さん。

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最悪腐食している部位が折れたり、破損する場合の対処法を全て持ち合わせているので安心して見ていることができたのですが、何事もなく無事終了。

最高のチームに感謝し、手を合わさせていただきました。

本当にありがとう!

古い家を守る、古いアパートを守る。まずはそこから。

それには技術とチーム力が必要。

そして、それは「維持管理能力」に直結した知識と技術でもある。

その土台の上に

空き家、空室に「新しい価値を生み出す」リノベーションを行うことができる。

そう信じている。