(竣工1970年代)ヤマトシロアリ防除処理工事

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本日は月と雨建築舎のライフワーク「古いお家のお悩み修繕」工事。

ヤマトシロアリ防除処理。

クライアント様曰く、今年のお正月になんとなく気づいていていたんだけど・・・・5月のゴールデンウィークに・・・・

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リビングの建具枠からシロアリが活発に出てきたとのこと。

5月6月はシロアリの巣立ちの時期、一年でこの時期に活発に飛び立つ。

その後は、一年中活動しているがおとなしく生息している。

まずは落ち着いて事前調査。

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室内で目視できる範囲で玄関周辺の木部が被害を受けていた。

そして、床下詳細調査。

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一度リフォームされていたこのお家は、今は無くなっている畳部分で床下に入っていた様子。最初に伺った時は床下への入り口が無くなっていた。

今回はクライアント様と打ち合わせして、このお家で一番最適と思われた階段下の物入れの床に簡易の点検口を既存の材料を利用してお金をかけずに製作させて頂いた。

点検の後、専門業者からその場で画像説明。

 

 

今回は幸いにも目に見える形で蟻が出た部位が一番被害が大きく、床下の土台、大引、根太は無事だった。見つかった内容がこちら。

調査報告書

複数の部位で蟻道が確認され、現在も生息している。

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床下の湿度、木材の含水率の状況からしてもシロアリの好む環境なので薬剤による処理をご提案させて頂いた。

処理の方法はこのような内容。

施工方法1施工方法2

そして、本日施工の様子がこちら。

 

 

作業時間的には午前中に「床下の木部薬剤注入」と「床下土壌処理」の床下での作業が終了。

午後からは床下で確認できた被害のあった柱、土台への床上からの集中処理。

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そして、必ずと言っていいほど被害を拡大させる要因となる「玄関の土間」部。

この玄関の土間、タイルの下には砂が使われていることが多く、湿った砂はシロアリにとって快適な環境を作り出している。

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ここまで行なって「ヤマトシロアリへの保証」が出る。

保証内容は「施工日より5年間ヤマトシロアリが発生した場合、無料で再度駆除します。」というもの。

シロアリに対する情報は様々飛び交っていますが、ヤマトシロアリは

・非常に弱いので乾燥した状態なら生息できない。湿った山の近くには普通に生息しているが、連れて帰っても乾燥していたら生き延びられない。

・木材の小口から食べて侵入し、水分がある木材を食べることができるが、乾燥した木材は食べられないので漏水などで木材が湿っていない限り上まで上がっていけない。

・5月6月の時期に巣を作れる能力を持ったツガイで行動し巣を作っていく。

・非常に警戒心が強く、警戒フェロモンのようなものを出して駆除の手が入った家から出ていく習性もある。

・駆除して隣に移ることは少ない。

今回はそんな知識を職人から教わった。