(竣工1980年代)時代に合わせるように少しだけ手を加える

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今回の花ノイエのリノベ手法は「古い文化を継承しながら少しずつ時代に合わせるように手を加えていく」そんな言葉が当てはまる。

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日本の住宅を象徴する○LDKの文化。建売の文化住宅。その中で嫌われモノの首位を争う「暗くて長い廊下」

その間取りも変えずに長い廊下は曖昧な中間領域として程よいクッションの働きをしてもらうことにした。

間取りは変えずに「視線を誘導する」ように視界を変える。

それだけでいい。

リノベのコストはかけすぎない方が良い。あとはクライアント様が暮らしながら育んで頂くのを愉しみに見守らせて頂く。

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抜くだけで建物の見方が変わる。

リノベーションとは新しい価値を創造しようと手を加えすぎず、今の時代に合わせるように少し手を加えるだけでいい。クライアント様に育んで頂ける領域を広げ、きっかけを創るだけでいい。

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暮らし始めて傷や汚れを気にすることなく、自らメンテナンスも気軽にできる空間でないといけない。

「クリエイティブメンテナンス」

とても素敵な言葉を教えて頂いた。

まさにそれが理想。それを側でお手伝いする。

高価な素材より安価な素材で美しさのバランスをとりながら、メンテナンスのことを考えた空間を創る。

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階段は既存の階段をリメイクしただけだ。

お金はかけていないが、この既存の階段を美しく輝かせる為に手間はしっかりかけている。

これも大切なコストがランス。

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塗装職人の志伸は自分でこう言っていた。

「下手だからそのぶん心を込めて塗っている。ここに暮らす人の目線を意識して仕上げている。どのように見えるか、いろんな角度で仕上げを確かめている。自分なりにシミュレーションしている。ここがテレビ、ここに座ってこの角度で見るのかな・・・・。そしたら、この角度でこの壁を見るのか・・・・。ってね。いい勉強になるよ。」

口にする言葉は自由だ。

でも、言葉は心が滲み出る。

こんな言葉を口にする職人が塗った壁はザラザラした板に塗った部位もどことなく肌触りが暖かくなっている。

これが、職人技だ。