(竣工1980年代)家具とカーテンと照明器具。

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こんなことを書くと、僕も、これまで一緒に創ってくれた職人も悲しむけど、

「照明とカーテンと家具」は一瞬で空間を変えてしまう。

だから、正しく言うと「これまでじっくり時間をかけて創ってきたから」という言葉を添えて

今日はカーテンと家具と照明のことを。

家具とカーテンも僕が信頼できる人を紹介させて頂いた。

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この人、田中さん。付き合いはもう10年以上になる。

家具職人のように熱くモノづくりを語り、家具やインテリアのウンチクを沢山持っている。こだわりのある同じ種類の変人だ。

彼は僕と同じ年の同級生(同じ故郷で同じ学校という意味ではない)

昔はもっとトンガって、熱い家具職人のようにツナギをきて現場に現れていた。

しかし、僕たちの年代になるともういいポジションにいる。最近の彼はスーツだ。彼はサラリーマンからお偉いさんになっている。そんな彼が、僕の現場では自分で動いてくれている。そんな関係。話がはじまると永い(笑)まあ、それも個性で心地いい。

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カーテンは彼が僕が送った情報から読み取って、クライアント様に提案して一発で決まったらしい。

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レースはシンプルにリネン調。これまでインテリアにほとんど色を入れて来なかったので、カーテンで色のバランスを取っている。色はネイビーを含んだグラデーション。

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家具は寝室のベット以外はダイニングテーブルと椅子のみ。

でも、これもお手入れしながら育てていける一生もの。

岡山の家具メーカー、国産である。

僕も同じタイプのテーブルを10年以上育てて使っている。

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そして、そのテーブルの上に輝くのが・・・・

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僕が唯一「高価な提案」をした、“ビルベリー”という照明。

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アルヴァー・アールトがメゾン・カレの為にデザインしたとされる照明。

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そう、この照明の箱には有名なメッセージが記されている。

「BUY NOW KEEP FOREVER」

(本当に良いものは次世代にも受け継ぐことの出来るものである。)

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モノづくりをする以上忘れてはいけない言葉だ。

今回のリノベは時間をしっかりかけさせて頂いた。

これはクライアント様に感謝しかない。

その分、僕はチーム月雨の職人と心を込めて創らせて頂いた。

今の時代に反しているから、ご近所からも不思議がられた。

「まだかかるの?」

そう、それだけかけた。

でも、昔からの本物の建物づくりを見てきた目の肥えた職人からは、それだけ時間をかけてリノベして創ったこの家に対して

「偉い!そして、これはいい家だ!」と、言ってもらえた。

それは素直に嬉しかった。この職人からそんな言葉を聞いたのは初めてだと静かに泣いた。

それだけ時間をかけてリノベした空間がここにある。

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まだ、細部の仕上げが所々残っているし

造作の大物がある。

造作で唯一無二の家具を創ること。と、既存の勝手口に唯一無二のアレンジを加える。

生命の美を表現する「月雨アート」だ。

これからクライアント様が気軽に自ら手を加え易くするキッカケに。