右手に算盤、左手に志

職人たちが自分のやれることをやり切って、クライアント様を笑顔にできることができたと実感できた時、初めて心からジワジワと熱が生まれる。

でも、これだけではただの「綺麗ごとの理想」

現実はこれに、正しい対価を支払ってあげることができれば

「職人」という存在が維持できる。

正しい対価をもらって初めて「重い責任」を正しく背負える。

安い単価で文句を言い続けて作業することに慣れた人では

味わったことのないプレシャーになる。失敗しても逃げきれない。

そのプレッシャーと喜びの両方を抱えて葛藤を繰り返し創ったものに

「プライド」が込められている。

これが正しい心の種になる。

これだけの熱量が生まれて初めてクライアント様にも伝わる熱量になる。

クライアント様も含め、創るチームの職人全てに少しずつ得が残るようにすることが絶対条件になる。

その為には、絶対的な志からくる「明確なビジョン」を職人にプレゼンし、関われば、関わるだけ実感できないといけない。

だから僕は常に

「右手に算盤、左手に志」を持ち合わせていないといけない。

これが、僕自身で背負う責任とプレッシャー。

挑戦し続けること。

挑戦し続ければ失敗で終わることはない。

まずは関わってくれる月雨のリノベチームの笑いをつくる。

それがクライアント様に伝わる。

これが僕の熱量の源になる。

流行りをつくりたいんじゃない。

時代の流れをつくりたいんじゃない。

月と雨の古い家リノベーションは「創る」でもなく「古びたものに新しい命を吹き込む挑戦」だ。

新しい命を吹き込むポイントは「素材」じゃない。

「関わる人の心と技」だ。

目新しいモノを作ることに喜びを感じる時代じゃない。

誰も見向きもしなくなったようなものを蘇らせる。

そこに、今ある自分たちの知恵と技を駆使してアイデアを絞る。

一つ一つが異なる挑戦だ。

蘇った後の感動を知っている者だけが味わえるワクワクがある。

それが月と雨の古いリノベーションの要になっている。

新しいお家の調査に行った時、みんな目が生き生きしている。

そんな環境を創り続けないといけない。

これが最後にクライアント様まで伝える事のできる熱量になる。

それがクライアント様の利益になる。

そして、誰も見向きもしなかったモノを蘇らせてくれた職人にそれに見合った対価を払ってあげないといけない。

「関わる全ての人に少しずつ利益が残らないといけない」それでないとプラスのスパイラルは長続きできない。これができないとクライアント様に対して本当の意味で幸せなリノベーションはお届けできない。その為に必要な「算盤」

そして、正しいお金の使い方のできる「志」をいつまでも忘れてはいけない。

ここまでできれば、みんなの持っている力がこの今の社会に少しでも貢献できるという純粋な喜びが必ず最後に得られる。