どこにでもある。ではなく、地方の特徴を取り入れた「ここにしかない」風景を創りたい。
東日本では手に入らない、西日本だから手に入りやすい。そんな素材を取り入れた「リガーデン」です。
それがこの「古レンガ」
一つとして同じ形はなく、
質感の特徴として
使い込まれた独特の「サビ」がついている。
これは「備前焼」の釜から生まれた古レンガ。一定供給ではなく、無いときは在庫がない、ある一定時期にしか出ないモノ。しかもそれはいつ出るか分からないモノ。
こういう特徴がいいなと思います。
一つ一つカタチが個性的なのでそれを選定して並べて施工するのも「人の手間(労力と時間)」と「美的センス」が必要になります。それが大切だと思います。
人の手で、美意識を大切にした感性で、古レンガの個性と向き合い、風合いを生かす。
これが永く大切に愛して貰うために必要な創り手の「心」だと感じます。
そうして並べられたバランスは絶妙で
大切な風景を構成する重要な細部となっています。
そして「リガーデン」においても、作り込み過ぎず、クライアント様がこの風景を見てどう使うか、感じたままに使い込んで頂く余白を残しています。
職人さんが紡いだ物語をさらにクライアント様が物語を紡いで下さり小説のようなリガーデンが少しずつ育まれる。
子供さんには夢の膨らむ絵本のようなリガーデンになって貰えたら。
そんな小説のようなリガーデン。
職人さんが創り終わった時が完成ではなく、これから自ら手を加えるスタートとなるリノベーション。このリガーデンの第一形態である「職人完工」の姿はまたご紹介させて頂きます。