(推定築50年木造)キッチン換気扇取り換え作業。

日本でも、昭和中期までは「ものを大切に手をかけ使う」という生き方が当たり前だった。

誰でも修繕にはお金を掛けたくないもの。

そういうご要望であれば喜んで引き受けさせて頂く。

「お金をかけない」という考えは、アイデアと手をかけることが大切になる。

だから、そこに面白さがあります。

例えば、この換気扇

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ずっと使い込まれて稼働はしているけど、煙を吸っていないとのこと。

その状態がかわいそうだからと息子さんがお金を出される。

余分なお金は使わず、使えるものは手をかけ再利用する。

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養生して

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分解するとこのような状態。

今ではシロッコファンが普及していますが、このタイプもまだまだ現存しています。

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分解して部材の確認。

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製品は現存していても、既存の換気扇取り付けは少し特殊だったことと、ジャバラのダクトが換気扇メーカーと異なるので現場加工が必要になりました。

その加工の間に、クライアント様自らお手入れ。

使える部材を綺麗に再生して頂きました。

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数十年の汚れが蓄積させていたものの、綺麗にすれば十分使える部材。

それを再生して、正常に稼働することを確認できました。

お金を出して取り替えてしまうのは簡単なのですが、こういう工程も大切だなと改めて実感しました。(クライアント様に頂いたその時の言葉からそう実感できました。)

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組み立て、細部の納まりを調整して無事完成。

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お金を出して綺麗にしてしまうことは簡単な事ですが、「お金をかけない方が良い事情」ということもあると思います。そのような背景をしっかり理解して、愛情を持ってアイデアを絞り、手間をかけていく修繕を続けていきたいと思いました。