大切に保管されていた古材の梁をありがたいことに譲って頂きました。
それを喜んで頂ける方の所へプレゼント。
古材として状態もとても質の良い立派な物でした。
しかし個性が強すぎて本来の使い方では上手く活かしきれない。そんな材料でも「素材としての潜在能力」はともて高い。
どう使うかは後で考えるとして、喜んで頂ける方に繋げるのが今回の自分の使命のような気がしました。
それが、喜んで頂ける方の所へ届けると「素材としての使い方」が見つかるもので。
一部取り壊されていた門構えの素材として
置いてみると、驚くほどシンデレラフィット。一気に周囲の風景に馴染んでしまいました。
無垢の木なので風雨にさらされると「腐る」のですが、クライアント様との価値観の一致で、「腐って土に還る事を好し」と考えてここに固定を決断しました。
後日、
クライアント様に一番しっくりくるバランスを判断して頂きながら固定。
また新しい命が吹き込まれました。
それにしても、端材、残材ですら、「何かに使えそう」と考える癖が抜けず、捨てられる素材があると聞けばそれをどう使うかも考えもせず喜んで頂きに行くこの性格。
断捨離、ミニマリストという言葉とは真逆で、ものを抱え込んでしまう性格が変えられないようです。
でも、古材や古道具は「素材としての潜在能力」として観てしまうと捨てられない。
絶対いつか使える。
いけない、いけない。。。。そうやって溜め込んでしまうから、また嫁さんに怒られる。
今回はすぐに欲しい人が見つかり、また新たなつながりの可能性を経験させて頂きました。
一本はたまたま福山で打ち合わせする機会があり、そのついでに運搬できたので連絡を頂いた福山のクライアント様へプレゼント。
喜んで頂ける方が増えれば、古い家から廃材として出る古材も「素敵な一点モノの素材」としてプレゼントできることが分かりました。また愉しみが増えた。