(竣工1980年代)「洗い屋」さんのお掃除

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“「洗い屋」さんの美装。それは「Chemical(化学)」と「精神」の世界です”

今回の美装には「既存フローリングの再生」もお願いしていました。

対象となる汚れを見極め、薬品を調合して(作業者、住環境に影響のない薬品)必ず大変な手作業を行ってくれます。汚れと向き合う為、モノを傷めない為。

このような姿を毎回拝見させて頂くと、その姿は禅寺の修行僧のようです。しかし、拝見している自分には「大変だ・・・」というよりも「暮らしのお掃除がたのしく」なる気がして、自分も暮らしの中で真似したいと思わせて貰っています。

汚れを見極め

市販の洗剤の成分を確認して

自分ができる範囲のお掃除を小さくうたうようにゆっくり丁寧に行う。

自分も一つ一つ手作業で行ってみます。

“本気で向き合う職人さんは「たのしそう」”

このように行動してしまうということは、いつも見ているこの作業の姿勢が「大変そう」というよりも「たのしそう」に見えているからだと思います。されている本人も「大変なんよ。」と口にはされていますが、たのしそうにされています。(ご本人たちは内心どう思われているかは不明ですが・・・(笑))そして、常に自分で研究されています。汚れの落とし方、色の蘇らせ方など。住居一つ一つ違った暮らしがあるように、同じ部位の汚れでも個性があります。それに向き合う為には、状況を見極め、自ら研究して実践してきた経験が必要になるようです。だから、大切なのは「事前調査」。新築の美装工事とは違いますから。リフォーム、リノベーションの美装工事は事前調査からはじまります。

美装作業の後はすぐに道具のお手入れまで行われます。これも暮らしのお手入れをする姿勢とて勉強になります。

洗剤の空き箱を再利用してお手入れ用の容器にしていたり、やはり道具でも使い捨てのものはほとんどありません。使い捨てにしない為に、毎回すぐにお手入れされている。こんな姿勢も大好きで真似したくなるんです。

作業にしても、道具の扱い一つにしても「精神」だと思います。

このような人たちに作業してもらった床は、

このような姿から

また新たに「時をつむぐことのできる姿」に蘇りました。

この姿になるまでに、汚れを落とすだけではなく、2度手間・3度手間の作業がありました。

“あるものを「生かす」には”

あるものは「生かす」この言葉には大切な、「ひとの汗と心」が染み込んでいます。

ただ新しくすることよりも大切な価値がここにもあるような気がしています。

日々の大変なお掃除。小さくうたうようにゆっくりと。ちょっとこんな姿勢から真似してみるのも良いのではないかと思いまして。