〜3回目のDIYはさらに本格化〜

部分的に少しずつ手を加えて、馬木の住居DIYリフォームは3回目に突入。暮らしながら生まれるものを大切に、そして、少しずつ変化する生き方、価値観も今を大切に。2回目からのクラインと様のメインテーマは「廃材を少なくすること」

3回目のDIYは1回目に大工さんに作業して頂いた床下地作業から挑戦するところからスタートしました。

〜初日はここまで〜

1回目のユカハリDIYは大工さんサポートだったので1日で同じサイズの8畳間を下地組み、断熱施工、杉無垢フロアーの仕上げまで一気に進んだのですが、今回のDIYは作業効率、速さ、よりも「ゆっくり、時間をかけて、つくる過程をたのしみ味わう」とこを優先して頂く為に、無理することなく進めていきます。

続く2日目は、半日でここまで行きました。

〜心の入れ方〜

職人さんが行う作業の一つ一つには、「後になれば分かる」意味があります。実はその一つ一つの「作法」のような作業の中で職人さんは「心を入れている」のだと思います。それをしっかり見て感じ、教わることでまずは頭の中に流れができます。そして、DIYで自らそれをなぞることで、クライアント様も一つ一つの作業の流れで「心を入れている」ということに自然に気づいておられるように感じました。

〜つくる過程の中で〜

その空間で実際に身を置いて空気を感じながら、自らの暮らしと向き合い、つくりたい自分の家を考えていかれます。

この空間も今回のリフォーム挑戦までは物置スペースでした。しかし、この素敵な古い家は1970年代のものでも日本の素敵な住居の良さを残しています。それは現代の住居では見失われたものです。長く伸びた庇が柔らかい光にして室内に招き入れ、掃き出し窓を開ければ庇の効果で室内と外を結んでくれます。

外のスペースも活用したくなる空間です

この作業を経て、クライアント様は計画を少し変更することを検討されました。この空間はまたさらに進化していきそうです。

〜月と雨建築舎として〜

室内の完成をクライアント様に委ねることは拒みません。その理由を言葉にすると、古い家のDIYリノベは月と雨建築舎の作品ではないからと思っているということが正しいのでしょうか。未だにその辺りはしっくりした言葉を見つけられていないので悩みではありますが、月と雨建築舎として暮らしの思想(時つむぎ)の骨格さえお伝えし、その空間につむぐことさえできれば良いのではないかと今は考えています。

〜生まれてくるものをいつくしむ〜

馬木の住居の今回のDIYリフォームの中枢は「キッチン・食堂・ファミリースペース」です。こちらもクライアント様DIYがメインの計画になっています。暮らしながら生まれるもの、共につむぐDIYの創作過程で生まれるものを大切に残していきたいと思っています。