(竣工1970年代)お試し解体DIY

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〜DIYリノベはご要望に合わせて〜

この度の馬木の住居DIYリノベはクライアント様がご自分で可能な限り挑戦するということで、職人さんに頼まずご自分でメインのお部屋の解体まで挑戦されます。

月と雨建築舎としては、お怪我がないように見守り、出来るだけ手を出さず、ちょっぴりサポートに徹しようと心がけております。

〜お試し解体作業〜

先日少し空き時間が出たので「今できる作業」を打ち合わせしておりました。その時クライアント様から出たご要望で「食堂の床を自分ができる時にやっておきたい」というお話がありました。

馬木の住居DIYリノベは住みながらの作業になる為、ゆるいDIYリノベといえどもある程度工程は考えていました。当初の予定ではこの「食堂床解体」はクライアント様がまとめて作業できる時期に入って進める予定でした。その理由は「キッチンが使えない期間を最小限の日数で抑える為」というものです。

一般的なリノベーション工事だと「非効率」な作業になるので使い続けている食堂の床を一部解体ということは計画しないのですが、「クライアント様ができる時に」ということを考えると、少し試してみるのもいいかなと出来心を起こしてしまいました。

〜そして、早速行動、ちょっぴり反省〜

良い子は真似しないで下さい。ほんの出来心ではじめてしまった作業の為、作業時間の関係上、クライアント様同意のもと周辺養生せずにスタートしました。その結果、想定はしておりましたが、想像以上にハードな作業になってしまいました。

周辺に影響を及ぼさない為、工具レスで手作業。でも、そのお陰といっては申し訳ないのですが、クライアント様のビンテージツールにお目にかかれました。

今回のDIYリノベのもう一つの目的にこのサポートが「日常的なDIYサポート」になるように、工具貸し出しを最低限にとどめ、クライアント様のお手持ちのツールを活用、もしくはDIY作業に有効で持っていて損のないアイテムをご紹介して購入して頂く。そして「自前の道具に慣れていく」というものです。

クライアント様コレクションのヴィンテージツール

午後から始めた作業はここで夕方をむかえ、タイムアップ。ご家族が帰ってこられるので今度は急いで「仮復旧」です。

〜体験して気づくことも大切〜

最近他のクライアント様との打ち合わせの中でも「やってみたいという好奇心」に対して、最初から「反対」することが増えてきたのではないかと自分自身悩み反省していました。「大変さを事前に回避」するだけが良いサポートではないのではないかと考えるようになったところです。

だから今回の挑戦は最終的にはクライアント様と苦笑いしながら「やっぱりやめとけばよかった(笑)この後は当初の予定通り効率の良い流れでいきましょう」という結論に至ったのですが、そこにあえてクラアイアント様と一緒に辿り着くという過程も大切な道のりだと学ばさせて頂きました。

このようなサポートは賛否両論あるとは思いますが、大切に考えているのは「リノベーションが終わった後のこと」です。工事が終わった後、自ら手を加える暮らしがクライアント様の日常として自然に馴染むようにサポートすることができれば目的達成です。

DIYの作業は「作業の大変さ・難易度」をイメージできるようになることが大切になります。その為に、作業の労力を体験して実感することで、自分なりの効率の良さを考えることができようになり、成長につながります。無理を推し進めると怪我につながります。そのようなことを身をもって学びながら、安全に「今を一心に味わえるDIY」をクライアント様に体験して頂けたら嬉しい限りです。

「よし!」と一つ一つの成功を自分で積み上げることで、あしたもがんばれる気力が生まれる。こうやって自らの住居に時間をためながら、季節をつむぎ、今を一心に味わえる「時季つむぎ」の暮らしをクライアント様に味わって頂けたらと。