(リガーデン)手紡ぎFamily「土間押さえ」

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計画概要

2年前にリノベーションさせて頂いたクライアント様から、「既存の掘り車庫上に水が溜まる状況を改善したい」というご要望を伺い、勾配をつける為の土間コンクリート打設。

既存掘り車庫の強度計算がどれだけの負荷を想定しいるのか、今では測りしれない為、「可能な限り負荷はかけたくない」という思いと水を流す為には「勾配をとりたい」というバランスをどこで取るか悩ましい問題もありました。

季節の見極め

季節は平年より大幅に遅れた梅雨時期。しかし、真夏よりも梅雨の合間の「曇り」に施工できることがコンクリートの乾燥を考えるとベストでした。

雨で2回延期したこの日は、3度目の正直。

雨の谷間の曇りでした。

耐久性の高い打面を造る

「均し」作業の後は「コテ押さえ」

この「タイミング」が難しく、遅れるとこわばりが強くなり平坦にしにくくなりますし、仕上げのタイミングは品質を決める極めて重要な条件となります。

1回目、どのタイミングで上がるかが見極めのポイント。

耐久性の高い打面を造る為、平坦に均しながら仕上げを強化していきます。

そして、2回目の見極めがさらに難しのです。

打設の下が土か今回のように既存コンクリートかにより条件が異なるのですが、季節もあります。まさに「生」コンと向き合います。

今回は既存コンクリートが下にあるので生コンの水が抜けにくく、乾燥が遅い条件になります。1回目、少し柔らかい状態で「なかなか乾燥しないな」と思っていても、乾燥が始まると一気に固まってくるからです。

ひとたび土間の押さえ作業に入ると無口になる二人の左官。

それまで冗談言い合っていても、

「乾きのことが気になり、胸がザワザワしている」

という。

空調服を着ていても滴り落ちる汗。

最後まで押さえ切っての一言目は

「死ぬ・・・・」

妥協なく、力を込めて押さえてくれた土間は緻密になりました。

今日もありがとう、ひさくん。