残りものリノベーション「残月」

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目次

日本では古い建物が消耗品のように扱われています。

消費されるものに記憶を刻もうとする人は少ないと思います。

だからこそ、

消費させないための魅力を灯すことができたら。

使う人、訪れた人が記憶を紡ぎたくなる魅力を灯すことができたら。

創り、直し、使い続ける魅力を灯すことができたら。

と、考え続けていつも空間と向き合い、挑戦しているような気がします。

「残りもの」に潜む魅力

歴史的に価値のある古民家などは現代では残される方向に向かっていると思います。

それでは、「名も無い普通の古い家」はどうでしょうか?

今はまだ、普通の古い家を残そうと考える人は少ないと思います。

しかし、

誰の目にも止まらず残ったものにこそ、とてつもなく自由に広がる発想が潜んでいると考えています。

「残りもの」と向き合い、そのものを太陽のように輝かせるのではなく、優しく光を受けて表情を変える月のように、何かと対比させることで「残りもの」が時季を紡いだ「翳り」を生かし、名残惜しいという感情に似た感覚をひとの心に灯すことができれば・・・。

これが月と雨 建築舎の挑戦、残りものリノベーション「残月」。

あえて「残りもの」という言葉を掲げる想い

「こんな家を診てもらうのが恥ずかしかった・・・・。」

「こんな家を相談するのが恥ずかしかった・・・・。」

これが、月と雨 建築舎に相談してくださる方々が共通して口にされる言葉です。

勇気を持ってお問合せ頂いているのだと感じます。

しかし、一般的に価値がないと判断される「何ものでもない普通の古い家」こそ、月と雨にとって「誰の目にも止まらず残ったもの」に値します。

「残ったものにこそ、とてつもなく自由に広がる発想が潜んでいる」という、月と雨にとっては「価値のある」お家です。

月と雨 建築舎にとっては、むしろそんな普通の古い家を面白くすることが目的になっています。

だから、あえて一般的にはネガティブな言葉の「残りもの」という言葉をあえて掲げさせて頂きました。

勇気を持ってお問合せ頂いているクライアント様の為にも。

この「残りもの」という言葉も「月と雨」という名前を同じように、現代の価値観に対する挑戦の旗印です。