JUNK WORKS 021-1

今回はボロボロだった玄関ドアをリメイクしたJUNK WORKSのお話。

2年ほど前に他県で事故が起こり問題になった劣化した「ブロック塀」。

その問題から、劣化したブロック塀のことを心配されていたクライアント様。倉庫として使用されている旧い家の敷地の劣化したブロックをこの度解体しました。

そして露わになった玄関ドア

このドアをお金をかける前に、まずは月と雨で「残りものリノベ」に挑戦させて頂きました。

イメージ

素材はお金をかければキリがないので、お金をかけずに「雰囲気の良くなるもの」を基準にします。

使い続けることで適度にアタリが残ったり、クタクタになるその雰囲気を愉しめる方が良いなと思い、今回も「畳下(荒材)」

普段はお化粧に使う材料ではございません。未乾燥材ですし、欠けや反り、割れもあります。その中から程度の良さそうなモノ、表情の良いモノを選択して、日陰で事前乾燥させておきます。(事前乾燥と言っても木材の力は強いので気休め程度ですが、それでもしないよりマシです)

ボロボロの既存フラッシュ戸の構造から縦張として、板の隙間、気持ち程度の水対策としてディテールはこのように考えました。

Remake

まずはドアの取り外し。

旧い家の取付ビスは「−」の場合が多いのですが、この度は珍しく「−」でも苦戦して久しぶりのネジザウルスくんによるレスキュー

建具のボロボロになった表面ベニヤ板を切除

下地を整えてから板貼り

グリーン材(未乾燥材)なので、木材の反りによる建具の変形が心配になります。

建築屋としてはよろしくない非常識なのですが、「DIY」として行うなら建具職人がやらない非常識に挑戦するくらいがゆたかな表現につながるのではないかと思っています。(この後の変化にともなう面倒はみる覚悟が必要です。)

でも、それも含めて承知してもらい挑戦を面白がって頂けることもありがたいことです。

だからこそ、心を込めて時間と手間をかけてつくらせて頂きました。

このような素材だから、他の職人さんにお願いして責任を負わせるわけにはいきまん。無駄な手間も多くかかるので、それに対してクライアント様にお金を使ってもらうわけにもいきません。だから、月と雨のDIYとさせて頂きました。

このドアを捨てるくらいなら、骨組みを生かしてお金をかけずにできないものかという挑戦。だから高価な素材より「雰囲気の出る素材」で。荒材だから職人さんにつくって貰うのも失礼。だから月と雨のDIYで「残りものリノベ」という選択。

責任を持って面倒みさせて頂きます。