COLOR WORKS 020-4

今回はCOLOR WORKSにおける「機能」のお話。

HEAVY DUTY08-10

「下地が悪かったら、いくら綺麗にしても・・・・」そういう言葉はよく聞きます。

だけど、

「下地が“死んでいなかったら”生き返らせることができる」

というのが残りものリノベの基本スタンス。

クライアント様が「こんな家診てもらうのが恥ずかしかった」と言われた家でも、お金を大きく注ぎ込むことをせずとも、誰も気づかなかった「旧い家」の魅力を引き出そうと考えます。

もちろん、そこで「酷使に耐えられる耐久性」も妥協せずにという条件で。

ただ、

その「酷使に耐えられる耐久性」の基準を考えてみる。

お金をかけずに「見た目だけ綺麗に」“誤魔化す”ようなことはせず、基準を考える。

それが

「酷使しても8年から10年耐えられる施工を基準とする」と考え掲げた言葉。

「HEAVY DUTY08-10」

HEAVY DUTY08-10

月と雨建築舎の場合、どちらにしても住居に手を加えさせて頂いたら一生涯かけて面倒みさせて頂く覚悟なので、責任保証という観点で逃げるような責任範囲は考えていません。

いつも悩む基準が、現場で起こる既存不具合。

既存不具合に対してしっかり「お金を掛けることが」がクライアント様の幸せになることは間違いありません。ただ、それが全ての人に当てはまるとは思っていません。

旧い家の場合、お金をかけるバランスが大切になります。日常にお金を残しておくことが一番大切。

メンテナンスフリーの超長期耐久の大きなコストが重要か、自分が住んだ後、引き継ぐ者に委ねること、少しずつ手を入れていくこと、少しずつメンテナンスし続けることも同じくらい重要で適切な判断です。

長い目で考えてどちらがランニングコスト的にお得かという損得モノ差しも、よく考えてみれば「今」の残りのお金を大切に残しておくことも重要な判断です。

だからまず、1円でもお金を掛ける以上、掲げる基準は「8年から10年」は持たせられる施工を基準とする。

見た目のデザインにおいても、耐久性という機能、構造においても。

今回のCOLOR WORKSには錆びたトタン板と、それを留めている錆びた釘頭がまず気になりました。

そこで今回は「普段、住宅ではここまでの仕様は採用しない」という錆止めを兼ねた下地材を施工しました。それもふんだんに。(塗装は塗り厚で機能が変わりますから)

機能を手で紡ぐ

下地が死んでいなければ、必ず10年は持たせられる施工を一緒に手で紡いでくれます。

高い塗料材料で勝負しなくても、既存の状態を診て判断しコストをかけすぎず、ベストを尽くすことを考えます。

日常をワクワク

残りものリノベでは、「旧い家を生き返らせる」だけでなく、クライアント様の日常をワクワクさせる見た目も大切にしています。

全体のバランスを見ながら「旧い家」の風合いを生かしていくお話も次から少しずつ。