煤払い

「だんだん腹が立ってきたんです。こんな大きな梁を使いやがって!って」

そんな言葉が出たお父さんの背中が愛らしい。

クライアント様なんだけど、今は同じリノベの現場で格闘する同士なのです。天井を解体して出てきた大きな梁。そこにある埃や煤を払う作業。

「無理されなくていいですよ。これぐらいで充分です。」

「いや、もうちょっと」

そういうお父さんの根気と感覚も好きなのです。一緒に作業していて感じたことがありました。あー自分が本当の父さんとこんな作業を一緒にしたかたんだな。そんな気持ちをクライアント様に重ねたりしています。だから休みの夜は明日の作業が楽しみに思えるのかもしれません。

奥様を幸せにするリノベです。そしてこのお父さんにも幸せになってもらいたいと思うのです。様々な事情、様々な思いが家にはあるものです。せめて少しでもこの残りものリノベで不安、悩みを幸せに変えることができればと今は願いを込めてこの家と向き合っている状態です。

お父さんが頑張って作業して下さった丸太達は旧い材料の輝きを放ちだしました。様式に沿った塗装を行うか、崩してポイントにするか、悩むところです。お二人に相談しながら進めるとしましょう。

今はじっくり時間をかけて、明日もベストを!

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