(築約30年)それでも愛してもらえる住居にする

被災して矢野東の為に何も力になれないまま自分のお仕事を再開してもよいものか悩みました。しかし、お仕事もお約束。今は自分のできることからはじめようとスケジュール通り高屋の住居改修に着手させて頂きました。

これが結果的に日常を送れている地域の暮らしと、日常が止まってしまった矢野東の様子を毎日見比べる事になり、複雑な心境を味わってしまう事になったのですが、そこから古い家のリノベーションと「その地域での暮らし」に対する新しい角度の大切な心構えが備わったように思えることもありました。

このおうちは永く住む予定ではない築約30年のおうちの改修でした。その為、お金はかけず、最小の手数で月と雨建築舎として何をするか悩みました。出したこたえは「それでも愛して貰える住居にする」というものでした。

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(矢野東)豪雨災害から数日間の暮らし

7月6日雨量228㎜(7月8日までの雨量475㎜)

この日から暮らしの記録が止まってしまいました。それでも、人生は続きます。暮らしを一日でもやめるわけにはいかないのですね。暮らしはひとつひとつ小さくつむぐことしか受け付けてくれません。ひとの力も小さいです。だからこそ、時のつむがれたものを大切に残さないといけません。よいことも、そしてわるいことも同じように。

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