綺麗な仕事、丁寧な仕事をする為に必要な準備がある。
道具の手入れ。鑿の研ぎ。
リノベでは細かな作業をする為に必要。
だけど新築ではもうこれはほとんど必要なくなった。
効率、時短を重視して時間のかかるひとの技術を省くようになった。
コストの為でもある。
それがどういうことか理解いただけるだろうか。
料理人が包丁の研ぎを怠ると同じレシピでつくっても味が変わってしまうように、
研ぎを怠った鑿で仕事することは精度に関わる。
鑿の研ぎを必要としなくなった木工工事は、この先どうなるのだろう。
最近少しずつそんなことを考え、鑿を研ぐことが基本となる大工の世界を少しだけ感じることができたと言ったら恐れ多いけれども、リノベ屋としてはそこは知っておかないといけない領域のような気がしてならない。
その建物を活かすなら [月と雨建築舎]
Mission: [故い]を付加価値に
Concept: ずらせば唯一の魅力になる
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