「空き家問題の解としては素敵な事例」
空家を人が集まる「場」に。
使う人たちの手で創り変えている 「66ハウス project」
「DIYする意味とその可能性」
自分たちの手で創り続けるので、使い続けながら成長していく可能性を秘めたお家です。
自分たちの手で育てていくので「これで完成」という区切りはありませんが、この度第1期工事の区切りとなる「床貼り」まで終え、6月6日のオープンを迎えました。

「DIYは興味があれば誰でもできる。性別・年齢は関係ない」
元のお家の「ビフォー」の様子はこちら


この状態から自分たちで壁に漆喰を、柱にペイントを塗り

最終工程で大工さんのサポートを受けながら無垢の杉のフロアをみなさんでDIYされました。



綺麗な床が仕上がりました。

月と雨建築舎のDIYサポートはDIYの悩みを解消して楽しんで頂くことを目的としているので、労力と手間のかかる「仕上げ」作業までの下準備をチーム月雨の職人さんとしっかり丁寧に造らせて頂きました。
少しだけ月と雨の「残し抜くリノベ」のデザイン要素を取り入れて頂いたので、空間を「抜く」際には土あ壁に残る古いエアコンの穴をこのお家の壁の土を再生して塞ぐこともそっと添えさせて頂きました。
職人さんの知恵と道具の知恵に感激して頂きながらDIYして頂く中で

「昔は自ら手を加えるという暮らしは当たり前でした」
月と雨建築舎がDIYサポートで大切にしている目的がもう一つあります。
それは、
これから自分たちのお家に「愛着を持って育てて頂く」上で大切なことをDIYできるようになって頂くこと。
それは「お手入れ・メンテナンス」の知恵と技術を同時に身につけて頂くこと。

「自ら手を加える」というDIYは「創る」ことも大切ですが、これから大切に使い込んで頂いて「ヴィンテージハウス」に育てて頂く為の愛情と技術を身につけて「お手入れ」を重ねて頂くことが何より大切だと思っています。
今住んでいるお家を愛して頂くこと、「もっとこうしたい」は大切なこれからの「余白」と「エネルギー」です。
「本当の“豊かさ”とは」
楽しみながら今あるお家を愛して頂き、ヴィンテージハウスへと育てて頂く。
「ヴィンテージ」になるのは、「ある特定の年代の逸品」だけではなく、「自らの手で育て上げた一品」もなりえるのだと「想い」たい。
モノがあふれ使い捨てが当たり前になった時代に「使い捨てにしない価値観」を。
永く大切に使い込むという価値観を。
そんな願いのようなことを、少しだけ添えられたら嬉しいと月と雨建築舎は思っています。

