折れた瓦屋根の改修 [節約大規模改修施工計画]

寂リノベ

「解体すると500万円かかると言われた。」そんなことからご相談を頂きました。島は道幅も狭く、大型車両の問題、重機の問題、そして処分場との距離。そんな条件だからでしょうか。確かに、こんな費用はかけられない・・・。

屋根を直して少しでも長持ちさせて倉庫として活用したい。そういう想いを伺い出来るだけコストのかからない方法で職人さんと計画段階から工夫し取り組んだ瓦屋根の改修工事でした。

実際に上の写真のように軒先が折れて沈んでいる部分も見られました。今は離れとなった建物。昔はここが母家で暮らされていた所。大工をされていた亡くなったお父様が建てられたお家。そのようなお話も伺い、ただローコストで改修すればいいというものではないなと感じました。

改修する前の様子はこのような状態。

老朽化、耐震基準・・・。そんな言葉も心配されますが。実際、お父様が使われている技術は今では見られない難しい加工もされており、この家は簡単には崩れない。

素材を見ても、今では手に入らない、そして、昔の加工技術で創り出されたものでした。

今回も、築年数が古いから・・・、建物の狂いは直せないから・・・。などの言いわけをして改修するのではなく、出来る限り「ある一定の歪みを修正しながら、美しいラインを蘇らせる」そんな取り組みになりました。

何を基準にして、どのラインを整えるか。全体のバランス。家のタメを考えながら。

直し誂る「住みながらリノベ」の 月と雨建築舎

施工管理技術で直し誂る、「住みながらリノベ」の月と雨建築舎

住宅の悩み相談を引き受け続けた現場監督が企画した「部分リノベ特化」の改修舎

HMのように既製品から考えることはしない。
デザイン工務店ほと素材や納まりに拘り過ぎない。
丁度いい塩梅のものづくり。
職人でもなく、住宅の悩み相談、メンテも受け続けた現場監督が企画した施工デザイン・施工計画。
HM現場管理よりちょっとだけ手間と時間をかけたものづくり重視。

工事中の生活への影響少ない「施工計画」

築年数の古い住宅特有の見えないトラブルを事前に予測・発見し適切な対処を織り込む「長期視点のリスク管理」

無駄な工事は行わず、本当に効果のある部分に予算を集中させる「提案力」

職人作業の無駄を事前に省き効率化させることで工事中の追加費用の発生要因を抑え、コスパ良く見せ所も確保する「予算・品質管理」

熟練の職人たちを一つのチームとして統率する「ディレクション能力・指示伝達の技術」

ものづくり品質確保の「安全・工程管理」

あなたの暮らしの不都合に
”幸いを見出す視点”を育む

この「直し誂る」部分リノベをきっかけに
[今ある状況に価値を見出し続ける]
日本の美意識で故もの生かす「部分リノベ」 
・経年価値とあなたにとっての価値の最大化「部分DIY」
・雨漏り漏水調査.屋根葺替え.外壁塗装.エコキュート取替工事等、リノベ屋の感性と現場管理の経験と知恵を応用する「部分リフォーム(修繕)」

広島県内 住まいのことは月と雨建築舎へご相談ください。建築家の感性と学識に加え、家の構造・現場を熟知した設計工務店として設計監理・現場管理を行います。家全体の品質劣化・雨漏り・漏水などの瑕疵を防ぎます。

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