リノベーションとは

リノベーションとは「今あるものを生かし粋に誂えること」

と月と雨建築舎では定義しています。

その原点にあるのは、すでにある空間や材料をうまく活かしながら新しい世界を創り上げる手法「リサイクルとイノベーション」という言葉。このリノベーションという行為には時間や空間との対話があります。

古くなったものを綺麗に張り替えたり、塗り替えたりするのは「リフォーム」

古くなったお家をスケルトン状態や大きく構造躯体を変化させてつくりたいように作るのはリノベーションというよりも大規模改修という表現と考え、月と雨ではそのような行為とは一線を画しています。

では、「今あるものを生かす」とは具体的にどのように行うのか。

寂リノベ

新築の現場では「目新しい素材」をいかに探して取り入れるか。それを競って「個性」と表現している節もあるように感じていました。

しかし、本来個性とは「唯一無二」同じモノが二つと無い。そのようなモノ。でも、それを追求して「個性」表現しても恐らく住む人がその本来の個性を求めているものかというとそうではない。情報の中の自分の好みが要望になる。他人の感性から逸脱しすぎたところの本来の個性は求めているものではない。他人からのある程度の評価を得られるものでないといけない。その幸せは他人本位であり、流行りの移り変わりで今求めるものは将来「古く」なる。SNSなどで急激に流行ったものは「アンチ」を増やしてしまいます。

本当の幸せは自分の中にある。“自分が”良いと思えるモノを、自分がモチベーションを高く維持できるモノを選択する。その為に自分の感性で自ら手を加える。

今回のお家はDIYリノベではないのですが、その大切な基本思想の「今あるものを活かし、手を加える」行為を施します。既存の建物の流れた時間、眠っている素材の可能性。それらを読み解きながら、「継承」したり削ぎ落とし「抜いていく」ことで再構築する。そこには時間や空間との対話がある。

土台にあるのは「コストをかけず、他にはないモノを創り出す」そのような考えではありますが、それは無闇にリサイクルしようという考えではありません。コストをかけないと言っても創る過程での「手間」は取り替え以上にかかることの方が多いかもしれません。それは創り手側の姿勢で大きく変わりますが、性能や耐久性を妥協せず、できるだけ永く使い込めるモノを残し創り上げるように考えます。だから、かえって手間が増えますが最後に必ず良いものが出来上がるように考えています。リノベーションは想定外の事柄が起こることが多いので鍛えられています。

寂リノベ

小さな修繕からフルリノベーションまで

住まいの哀しみをおかしみに,
humorと施工保証の建築舎

月と雨建築舎
Concept: [故い]を付加価値に -住まいを負債から資産に-
Mission: 意に添うrenovation -哀しみの中のneedsをおかしみに-
・日本の美意識で故もの生かす「白のリノベ」 
・雨漏り漏水調査.屋根葺替え.外壁塗装.エコキュート取替工事等、建築家の感性と現場管理の経験と知恵を応用する「白のリフォーム(修繕)」

広島県内 住まいのことは月と雨建築舎へご相談ください。建築家の感性と学識に加え、家の構造・現場を熟知した設計工務店として設計監理・現場管理を行います。家全体の品質劣化・雨漏り・漏水などの瑕疵を防ぎます。

寂リノベ

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