故い家の電気配線、給排水は事故を未然に防ぐ為、可能な限り取り替えてあげたいです。
しかし、ご希望予算と優先順位があるのは当然で、お客様によってそれは全て異なります。
「今まで問題起きていないから大丈夫」は、私たちの建築屋世界では通用しませんが、強制はできません。
できる限り危険を理解してもらい、注意しておいてもらうこと。
定期的に私たちが見回ること、が大きな事故を防ぐ最善と信じお世話させて頂きます。
まずは電気配線。メインの漏電ブレーカーが無いものです。
電気の流れている銅板は近年のタイプは触れないように隠れていますが、この古いタイプは剥き出しです。
可能な限りメインの漏電ブレーカーを設置する分電盤の新設がおすすめですが、予算もあります。
今回はその項目は削除されたので漏電には気をつけて頂かないといけません。
小ブレーカーは漏電では遮断されないケースがあるので火災に要注意です。
故い家の事故につながるもう一つの要因が水の事故です。
給水、排水のパキン関係がそれです。
長年使われて漏れていなくても、長い時間はパキンを劣化させています。パッキンは動かすことがないので長い時間をかけて固定されている形で密着しています。
その状態ではいいのですが、凍結、解凍、または清掃の為に解体、分解すると元の形で固着して変形したパッキンは隙間が生じてしまいます。
工事で手をかける部位で、交換できる部材は交換してあげる。これに尽きると思います。
また、新築時の漏水テスト以上に、数日かけて漏水をチェックする必要もあります。
不安をできる限り取り除き、予算の範囲内で最大限快適性を向上させる。
幸いにも故い家はメンテナンスしやすく、危険箇所のデータを蓄積していけばお手入れも簡単です。
故い家の暮らしを愉しんで頂くこと。
それに尽きると思います。
その建物を[予算抑えて]活かすなら
Leftovers Renovationの[月と雨建築舎]
[故い] を [嬉しみ] に
[故い]は付加価値だ
残せば,価値はきっと見つかる.
(お金をかけずに努力する)
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広島県内 住まいのことは月と雨建築舎へご相談ください。建築家の感性と学識に加え、家の構造・現場を熟知した設計工務店として設計監理・現場管理を行います。家全体の品質劣化・雨漏り・漏水などの瑕疵を防ぎます。
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