
川瀬巴水の構図から日本的なる空間の特質を感じてみたいとまずは適当に。
日本画特有の輪郭線、屈折構図、アシンメトリ、流動性、不均斉。
そういえば小学、確か4年の時だったか、尾道の海を題材にした写生行事があって、その時海にこのような波の輪郭線を描いて白で色付けて提出したら担任の先生に突き返されて「海にはこんな線はありません、よく思い出してやりかえなさい」とか言われて戸惑ったのを思い出した。
絶対に当時の教育は西洋画前提だったのだと今になって思う。
なんかアレ哀しかったな〜。
こういう版画技法が日本にはあるじゃないか!ってあの時の自分に教えてあげたい。
結局あの時の作品は水で馴染ませて消して画用紙がふにゃふにゃになって泣いたような記憶があるな。
過去の記憶にすぐトラウマを持ち出すと被害妄想的でいやだけど、これを描いて思い出すってことはアレはトラウマってやつだ。うん。