不思議な不具合から電気配線に心奪われる

以前リノベさせて頂いた住居で階段照明スイッチの不具合の連絡を受けました。

手元の図面を出して考えるも、その回路は今回のリノベ電気工事範囲外の2階の回路で既存の配線箇所でした。

階段照明器具も元々あった古い器具を使っています。リノベの範囲外と言っても通常取り替えできる古い配線は取り替えています。今回の階段部分の配線は、解体しない土壁に埋め込まれた配線部分でしたので既存配線のままということになっていました。

しかし、既存配線、既存照明器具だとしても、スイッチ器具は取替できたのでリノベ工事の際に取り替えていました。なので、全く工事に関係がないとは考えられません。ただ、工事終了の最終チェックの際、確かに照明点灯を確認した記憶もありました。

伺った不具合の症状は聞いたこともないような不思議が症状です。うちにミスがあった、無かったとか、そのようなことを調べ考えるよりも、関係がなくても気になり、どうしてそのような症状が出るのか、原因は何か、今後の参考の為にも是非調べてみたいと興味の方が増していました。

照明が全く点灯しなくなったという症状ではなく、点灯する場合もある。そして、2階に上がって2階のスイッチで消して、別の人が1階から上がる為に1階のスイッチで点灯しようとしたら、点灯しない。とか、その逆。もしくは、全く点灯しなくなる・・・。とか・・・。

症状を伺う限り、3路スイッチの結線が間違えているのかな?など不具合の要因を想像してみるのですが、その時点の僕の知識ではイメージできませんでした。スイッチを取り替えた電気職人に聞いても「既存配線の結線が普通とは違う場合もあるから取り替える時は基本的に既存の結線と同じように結線しているはず。だから・・・元々そういう症状のまま暮らしていたのかな?でも、そんなことあり得ないよね?」と疑問が深まるばかりでした。

その時の配線がこれです。

まずこれが2階のスイッチ結線。

そして、次が1階のスイッチ結線

僕は知識がないので、まず3路結線の仕組みから調べました。

電気職人曰く、今回の既存配線のような結線方法はあまり一般的ではないと言っていました。それでも基本の仕組みは一緒のはずです。

あれこれ学び、学ぶと知識が増え想像が膨らみます。そして、考えられるシミュレーションパターンも増えます。

「もし、このようのに考えて結線しているなら・・・」

「もし、このように勘違いして結線してしまっているのなら・・・」

そのようなことを考えるだけでも面白いです。

誰かを疑い、犯人を探すというより、普通にヒューマンエラーも想定して考えるだけです。知りたいのは、今回は何が不具合で、どうすれば解消されるのか。ただそれだけを知りたいのです。

考えると疑問も増え、調べていくとさらに知識が増えます。

どんどん理解が膨らみ、色々な事柄が結びつき。

あ〜、こんな仕組みになっていたのか。と、本当の意味で自分の知識にできました。

最終的に現場に伺ってあれこれ試すと

想定していた内容は全てハズレでした。

そして、それらを試したから最後に辿り着いた可能性が「今回の正解」でした。

それがこれです。

結果、1階・2階の3路スイッチ結線はこれで正常に作動しました。

今回このお話をきっかけにさらに電気配線について色々やってみたい欲が出てしまいました。

せっかくなら電気工事士 2種の試験受けてみようかな・・・などと、またまた何でも自分でやってみる病が。

面白い!

それでは、また。

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