[ ダイキンエアコン不具合調査(エラーコード確認方法から)] アフター対応実例

冷媒ガスの漏れ部調査

7年前に取付施工させて頂いた店舗(雑貨・洋服)のエアコン不具合調査を行う。

お客様からは「最初はエラー表示が沢山出て、その後動かなくなった」

という内容。

Contents

ダイキンエアコンのエラーコード確認

お客様とまずは状況確認

「エラーコードが沢山出て・・・」という内容を確認。

確かに次々出てくる・・・いや、待てよ。

今年別のお家でエラーコードを取説見ながらチェックしたことがあった。

この次々出るエラーコードを見て思い出す。

(次々表示されるエラーコードの反応があるやつだったような・・・。)

取説はその場にはなかったのでネット検索

ダイキンHPには最近AIチャットがある

それに従って

リモコンタイプを確認

ダイキンエアコンエラーコード確認1

リモコンタイプ2

室内機本体の「運転ランプ」の緑が「点滅」している時にエラーコードが確定している

「取消」ボタンを本体に向けて5秒以上押す

「00」表示される

ダイキンエアコンエラーコード確認2
ダイキンエアコンエラーコード確認3

「取消」ボタンを繰り返し押すとエラーコードが次々に表示される

そのコードで「ピー」と長くなったコードが感知しているエラーコードとなる

動作確認

今回はというと

訪問時、室内機の運転ランプの点滅がなかった。

恐らくエラーが出て停止した後、長時間休んでいた為と思われる。

長時間放置されていた為か、「動かなくなった」と言われたエアコンは正常に動く。

ただし、冷房設定で温度を下げても冷えた空気は出ていない。

エラー感知もリセットされたのか運転ランプの点滅はない。(この状態では本体がエラー感知できていないということ)

この状況でエラーコードを見てもどのコードも反応していない。

ただ

冷えた風が出ないというのは冷媒ガスが漏れて無くなっている可能性はある

(冷媒ガスが不足してエラー表示される「U0」の反応はなし)

今後の対応判断

本体不具合ならメーカー有償対応になる。その前にできることはあるか考える。

冷媒ガス漏れの可能性。

建築屋としてはよくないことだが、取付施工不良で取付時の本体外の配管不具合なら対策ができ、今後も使える可能性は残っている。

それ以外はメーカー対応。しかし、そうなると新品交換の検討がベストと考える。

日を改めて職人と冷媒ガスの調査を行うことにする。

職人と冷媒ガス調査

後日、エアコン職人と冷媒ガスの調査を行う。

直ぐに「冷媒ガスが全くない」ということが判明

冷媒ガスが漏れている箇所を調査

ガス漏れの部位でガス検知器を使う前に目で見てわかる症状がある

それがこの「油漏れ」のような汚れが付いていること。

ガス漏れの症状

室内機の熱交換部、ラジエーター付近を調査する

この部位は配管接続溶接がある為その付近での劣化漏れが考えられる

感知

反応あり。

ひとまず「取付の施工不良」ではなかったので建築屋として少し安心する。

が、この場では直せないメーカー本体不具合となったということ。

今後の対応

ここまで分かるとお客様にしっかりと「原因と対策」として今後の方向性を示せる。

メーカー対応依頼を有償で依頼して直すか、新品交換を検討するか。

エアコンがないと困るお部屋のエアコンなら至急となるが

エアコンがとりあえずなくても過ごせるお部屋なら「出費の目安」と「出費の時期」を考えて進めることができる。

それを検討できる内容を用意して一旦一区切り。

エアコンの寿命

ダイキンというメーカーは「取付業者」「取付職人」に聞いても取付、取替のことをよく考えられているという面で評判はいい。

メーカー問い合わせの対応も良いので

建築屋としてまずはダイキンエアコンをお勧めしている。

エアコンの寿命としてダイキンのHPにはこのような表示がある

ダイキンHPエアコン寿命

職人の間でも「寿命は10年目安」と聞いた。

また職人は「年数というよりやはり“稼働時間”」とのこと。

一日長時間運転させるとその分寿命は縮まる。

今回は店舗で営業時間は運転していることが多い。

そう考えると今回8年目で故障したということは寿命をまっとうしたということになるのだろう。

このエアコンには、お疲れ様と声をかけてあげよう。

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