僕の場合、リノベ1件には一生が詰まっている。
それぞれの物件には流れがあり、一生分の思考を繰り返す。
そういう意味で一生が詰まっている。
だからといって常にフルパワーの120%でいくと身体も心も壊れてしまう。
それは昔経験したから同じことは繰り返さない。
それを踏まえて「今できるベストを尽くす」とは
「90%で仕事をして、ここぞという時に100%が出せるように無理はしない」ということ。
これが大切。
そして「今を正直に」
一生懸命生きたら絶対に後悔はしてはいけない。
「仕方がない」と受け止める。
なったように結果を受け入れる。
一生懸命やってうまくいかない時は自分も責めない。人も責めない。
素材、旧い家には癖があるもの。
それを無理やり教科書通りの対応に持ち込むのではなく
その癖を受け入れる。
そして、その流れを「良いように取る」
受け入れ、それを隠すことなく良さに生かす。
これが、残りものリノベの一番の醍醐味。
リノベの現場は人生そのもの。
そして、施工は生き方そのもの。
だから、絶対残りものリノベは最後には良さしか残らず、必ず上手くいく。