3M スプレーのり77・111違い

スプレーのり違いTT

今回は自分用の小物を作りたくてスプレーのりを検討。

その際、スプレーのりの種類に迷い

「購入前に迷った」ので個人的な調査と感想を残しておく。

Contents

スプレー接着材主成分の違い

缶正面

「接着材主成分(メーカーHP仕様表示による)」

77・88・99までは「SBRゴム」

111のみ「溶剤系」

という表示。

99までは同類で強度が増すという感覚でしょうか(今回は88・99は試していないので)。

「用途(本体表示による)」

77は「紙用」

111は「木材用・金属用・ゴム用」

缶表示

接着剤の外観(見た目)

77のスプレー施工の見た目

一般的塗料用スプレー缶と同じ「霧状・拡散」という感じ。

77散布直後の見た目

77は無色透明

77はスプレーのやり方にもよりますが「うっすらと均一的」に施工できる感じ。

「紙に対する裏写り」は少し濃く散布されてしまった所に濡れ感が少し残る。

対して

111のスプレー施工の見た目

「水玉(だま)的塊・拡散少なく少しストレートに近い」という感じ。

111散布の見た目

111は黄色系(黄色・褐色)

111は「黄色系の瞬間接着材のスプレー版」「不均一・接着剤の塊」のイメージ。

ただし、塊でも接着までに1分以上置くオープンタイムがあるので焦らずヘラで薄く伸ばすことができる。

「紙に対する裏写り」(紙用でないのであくまで参考)黄色感は少ないが、油染みのような濃いシミが残る。

裏写り

使用感(個人的)

今回スプレーのり2種類試したのは、「皮の手帳に紙ラベルを貼りたい」がスタート。

まぁ、こんな変な組み合わせを挑戦しようと思う人は少人数でしょう。

かなりイレギュラーだと思う。

皮のことや紙ラベルがヨーロッパの古物で一点ものだった為

安全なところから77を選択して施工。

77施工1回目

貼り付けは綺麗にいったのですが、1日程度で端がめくれる。

これは個人的に嫌。

一度綺麗に剥がし再度77を両面施工状態で挑戦することを考える。

その際、1回目を剥いだ感覚は紙を傷めることなく、皮の表面に薄ら糊が残った感じ。

皮に対して紙を貼ったからか、剥がした感覚は「貼って剥がせる55の使用感」に似ていた。

77施工2回目(両面接着)

2回目挑戦の77も虚しくすぐに端剥がれ。

と、いうのも皮の手帳のカバーは3ミリ程度で薄く使っている時にラベル部に動きが出る。

自分の理想は贅沢にも「この皮の動きにも耐えれること」

接着力上位材の99ではなく111の選択は無謀にも思えましたが、耐熱性、高耐久がこのような使用にも耐えるものか試してみたいという興味が勝ってしまった。

2回目を剥がす。

剥がし感は1回目と変わらず。

紙・皮共に傷めず、糊が残る。

3Mスプレーのり専用の剥がし材ではなく、一般のホームセンターラベル剥がしスプレーをウエスに一度含ませて皮の表面を拭き取る。皮の表面は変色することなく糊を剥離することができた。

皮の脂分が接着力を落としているのかもしれないと個人的見解。

111施工

紙ラベルの77の糊は剥離作業自体が紙を傷めそうで怖かったので少し乾燥させて111を施工。

111たっぷり散布。

それでも結果的に紙ラベルの裏写りでシミになったのは「縁」のみ。

そのシミがまた古物感を増したようで、今回は結果的に良しと思えた。

数時間後、恐る恐る皮の動きを試してみる。

その動きにも剥がれず追従している感じ。

1日経ってもいい感じ。

その後の使用感で変化があれば、また追記。

建材のこと、自分で試した時にあれこれ気になったことは、その時に調べておくに限る。すぐに忘れていることの方が多いが、必ず後で役に立つ。

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スプレーのり違いTT

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