バランス感覚と美的センス

全ての造作には意図があり、寸法には意味があるのだとずっと思ってやってきました。
でも、そうでない現場もあります。それはその組織の体質です。それが嫌で自分の納得のいく流れでチームをつくる事を考えました。でも、それがまた面白くないと思う人もいました。

迷惑かけない。ひとりでやろうと思ったことも独立のきっかけかもしれません。

ひとりでと思っても面白いもので、そこから沢山の刺激的な出会いがありました。

新築では図面通りつくりたいものが作れます。だけど、リノベは違う。抗えない既存がそこにはあります。だから最終的に現場でバランスをとります。それがまた面白い。

美しいバランス感覚を研ぎ澄まさないといけない。根本はクライアント様の暮らしの問題解決。
今まで自分で研ぎ澄ませてきたものを誰かの為に役立てることができる。

だから僕の中ではリノベが最高に幸せなんです。

そして、僕はデザイナーにはなれないなと思いました。現場の血が流れてしまっています。デザインよりも造ることの方が愉しく思えるようです。

デザイナーではなく、住宅営業・現場監督上がりもまた最近になり他では出来ないことができると思えるようになりました。

全てはバランス感覚、美的センス。

だけど、それは全て知識からくる自分の生まれてからの努力量。

寂リノベ

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