
暮らしの質を上げるのは開口部の構成だと思います。
だから、枠周りに風情を込めたい。
だけど、リノベーションでは思い通りにならないこともしばしば。
今あるものを生かすには
既製品の寄せ集めでは成り立ちません。
全ての開口部を既存の残りものに合わせてデザインし
大工さんと建具屋さんと既存のお家に合わせて建具を枠から構成していきます。

リノベ計画で無理をしなければ、現場では一つ一つ違う納まりになるのものです。
それは統一感がないとするか、新築と違ってリノベの特徴と思うかはそれぞれです。
月と雨ではこれを旧い家のリノベにある「不均斉だけど不完全の美」だと思って生かします。
無理をしなければ、大工・建具工事とも手間を無駄にかけずにコストを抑えられるメリットにもなりますから。
これも、「今あるものを生かす」ことだと思っています。
