なんで変更受け付けるの?それが今回のトラブルの元じゃない?図面通りやってこの金額。が契約ってものでしょ。できませんってはっきり強く言わないから問題にされるんじゃない?」
去年嫁である純さんに言われた言葉がまた頭に響く。
つくりながらクライアントの「やっぱりこうしたい」を受け付けていたからそれまでは喜ばれていた。
変更は現場にも迷惑かけないもので作り手の職人も振り回さない範囲のもの。
しかし、去年初めてそれが災いになった。その時のクライアントが悪いというより、私の流れが良くなかったのだと思っている。その時、悩みを聞いてくれていた純さんのまともなアドバイス。こういう時はこの業界に囚われていない人からの意見が一番効く。
その後、悩んで身動きも取れなくなったのだけど、クライアントの顔を見ていたら、どうしてもわかるんですよね。
「もっとこうしたいですか?」
その言葉はクライアントの悦びになるのです。たまにそれが付加価値にもなる。
今日、あるクライアントから言葉を頂いた。
「申し訳ない気持ちと有難い気持ちでいっぱいです。」
他のクライアントはこうも言って下さった。
「私たちの意に添って下さる」
そう言って貰ったものづくりはきっと長持ちする気がする。
純さんの呆れる顔が目に浮かぶ。
小さな修繕からDIYサポート・フルリノベーションまで
住まいの哀しみをおかしみに,
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月と雨建築舎
Mission: [故い]を付加価値に -住まいを負債から資産に-
Concept: ずらせば唯一の魅力になる-
・日本の美意識で故もの生かす「白のリノベ」
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広島県内 住まいのことは月と雨建築舎へご相談ください。建築家の感性と学識に加え、家の構造・現場を熟知した設計工務店として設計監理・現場管理を行います。家全体の品質劣化・雨漏り・漏水などの瑕疵を防ぎます。