リノベ後7年目のお客様からLINEで相談を受けました。
「キッチンシンク下の臭いが気になりだした」とのこと
考えられる要因は
シンク排水管の蛇腹と排水管の接続部の何かしらの不具合かな。
現地訪問してから調査開始。
キッチンシンク下、防臭パッキンは正しく機能しているか?
2017年取付のウッドワンキッチン
シンク下の引き出し2段を取り外し、配管脚元のシャフトカバーを引き上げて配管接続部をチェック。
防臭パッキンが確認できました。
まず
排水蛇腹管が動き防臭パッキンが外れていないか触って確認します。
今回は外れてはないと判断できましたs。
次は蛇腹の位置を抜き差ししながら変えてみます。
ゴムが経年で形状記憶してしまっていないか。
変形したまま蛇腹の位置が変わり隙間が生じて排水管の臭いが漏れているのではないか。
考えられる要因を確かめ潰していきます。
目に見えて大きな隙間は確認されませんでした。
しかし、この蛇腹との接続部に鼻を近づけるとかすかに同じ臭いがします。
キッチンシンク下防臭パッキンが正常の場合の対策は?
大きな見た目の隙間はないが、臭いの要因となる部位はここで間違いなさそうです。
蛇腹と防臭ゴムの隙間があるのだと思われます。
対策
接続部をテープで塞ぎ完全に密閉させてみます。
使用材料
電気工事などで使う「絶縁テープ」
小回りが効いて綺麗に施工しやすい為。
効果テスト
シャフト内部、周辺の空間に臭いがこもっていたので、この対策の効果をチェックする為に少しの時間を置き、内部空気を入れ替えます。
30分程度後、密閉効果を確かめると臭いが消えていました。
施工後
これで少し様子を見てみようと思った矢先
蛇腹管の上部の接続部も気になりました。
臭いの確認をしたところ、脚元と同じように微かに臭います。
お客様とお話をしてここも密閉
兎に角、考えられる要因を推測して一つ一つ潰していきます。
これで現時点では臭いの元は無くなったように思いました。
ただ、これで無事解決できたのか。
お客様に引き続き警戒しておいて頂く打ち合わせをして本日の対応は一旦終了としました。
気になることは、これで大丈夫と過信せず、しっかり時間をかけて見守る責任を。
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