「手間よりも美しいかどうか」
面倒だけど、それを創らなかったら美しくない。と、懸念そうに出た大工さんの言葉でした。
とあるポイントで大工さんと意見がズレてしまいました。
基本的に「こうでないといけない!」という拘りは持たないように気を付けており、職人さんの価値観は大切にしたいと常々思っているのです。
だけど、職人さんも見たことがない景色もある。と、も今回はなぜか柔らかく思っている自分がいます。それは頑ななゴリ押しではなく「絶対ではないけど、これいいと思うんだけどな・・・」という感覚なのです。
残りものリノベの景色はそういう時もあるのだとは思っていましたが、造っている最中に職人さんと意見が分かれてもそう思えるのは初めての様な気がします。本音はちょっと寂しいのですが・・・・。相変わらず自分にも自信は持てていないのですが。
さて、せっかくなら職人さんも見たことがない景色で、職人さんも「これなら悪くない」と思ってもらえる様な景色を実現したい。とは思うのですが。今回は完成した景色が見えているのは僕だけ。責任は重大。でも、途中でも「良いものは良い」とこだわりなく周りの職人の意見も全て拾ってよくしていきたいと思う気持ちはいつも通りなのです。
さて、今までスケッチした自分だからなのか。自分が周りとズレてしまっているのか・・・・。途中で「おかしい」と思えばすぐにでも対応したい何ものにも拘らない気持ちで柔らかく進めてみたい初めての感覚な今日この頃です。
さて、さてさて。

