月と雨建築舎が大切にしたいのは 「今ある暮らしに愛着を持って頂きたい」という想い。
その為の手段の一つが「DIYリノベ」です。
しかも、「月と雨建築舎のDIYリノベ」は、ストレスなく自ら手を加えるという暮らしを実践して頂くことを目指しています。
DIYのストレスとなる部分(事前計画・段取り・養生・道具の準備・片付け・清掃そして、何より作業失敗からのリカバー)を月と雨建築舎の現場監理能力と職人チーム「チーム月雨」の職人の知恵と技術で取り除いていきます。更に建築士としての知恵で性能、品質も確保していきます。
ストレスなく、失敗も恐れず、少々の失敗も思い出や「いいアジ」にちゃんとできるように、「自ら手を加えるという暮らし」を楽しんで思い出になる「コト」を積み重ねて頂く。
それこそが、素材に愛着を持ってお手入れを加え、時を重ねて風合いを増す美しい「わが家」になる大切な一歩のような気がします。
今ある暮らしに愛着を。
その為の、素材選び。今回M様のお家に施工した無垢の杉材は、ご主人様と縁のあった岡山県西粟倉村のユカハリフロア。

更に今回の作業で、家族全員で思い出をまず一つ、この床材に磨り込んで頂きました。

「はい、クリーム塗って。」
「次は、トントンね。」
そんな思い出はずっと残ります。最初のうちはこの床に触るたびに。そして、次第にたまにふっと思い出してみんなでまた話す。
そんな家族の「コト」も創れる家づくり。

奇抜なデザインなどどこにもない。写真に並べる作品集でもない。でも、この家に関わった数人の思い出のアルバムにはしっかり残っている。
それで、いいと思う。
住まい手が自ら手を加えることができない家は理想的でないと月と雨建築舎は考えます。
月と雨建築舎は「施工例」「作品集」にならない「コト(事)」と「バ(場)」のデザインをしています。
「そしてここがわが家になる。」