黙って、やったことも言わない仕事

寂リノベ

今日現場で貰った言葉は一生僕の胸に刻んでおかないといけないのです。
忘れてはいけない大工さんからのひとことでした。

「社長(僕のこと)がおる時にやったらそこまでやらなくていいって止められるから社長がいない時にやってしまおうと思うて。」


昨日から造作建具枠の下地が1ミリ倒れていたので対策を施したが直っていなかったようなのです。
そこがどうしても気になるから僕がいない間に密かに調整しようとしてくれているところに僕が帰ってきてしまいました。
(普段はここまでしない。僕の現場だから。らしいのです。。。)

寂リノベ


残りものリノベは既製品を使わないのではなく、残りものを生かす為に既製品が合わないのです。
だから加工図を引いて指示する僕が全責任を負うように段取りしているのですが、この人にはかないません。師匠の心意気で施してくれていることは止めないようにしておこうと思いました。


残りものリノベには「始末と才覚」が必要だと思っております。師匠とまだまだ一緒に仕事していきたいなと本人には背をむけてじっと堪えていました。

残りものリノベの現場では空間が変わる瞬間に何回か身震いするほどの感動を味合う時があります。今日がその一日目でした。

寂リノベ

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