故い外観を残す

玄関ドア改修

お問い合わせ頂いて改修した玄関ドアのお話

近年は玄関ドアのリフォームとなるとLIXILではリシェント、YKKではドアリモという商品の1DAYリフォーム(1日で取替)が主流なのですが、月と雨建築舎にお問い合わせ頂くお客様はそこまでも望まれないケースがあります。

故い家の雰囲気はそのまま、もうあまり手はかけない。だから、玄関ドアだけ現代的な見た目で浮いてしまうのが嫌。というご要望なのです。近年の玄関ドアは見た目だけではなく断熱性能も良いことが大切なところなのですが、旧い家にあまり手をかけたくないと望まれる方には合わないのです。

コスト的にはLIXILリシェント玄関ドア3 アルミ仕様手動片袖(欄間無し)この商品で本体代約300,000円(取替・残材処分・諸経費別途)です。昔ながらの玄関ドアLIXILロンカラーフラッシュドアの既存寸法合せ、特寸サイズで本体代45,500円なので予算も大きく変わりました。

性能向上リフォームが叫ばれる現在で、このような案件は業界では賛否両論あると思うのですが、個人的には「故い家の外観」を残していくというのは街の景色を残すことにもなるので好きなのです。もちろんお客様はこの内容でないと満足はされませんでした。完工後もきっちり喜んで頂き、嬉しい感想の言葉を頂きました。

多様性という言葉を使うなら、このような工事も大切にしたいと思うのです。

(価格は2023年3月時点の税別価格になります)

玄関ドア改修

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