赤色 Dry用替芯4031 夏に耐えられない
5月末に購入したばかりのPica Dry3030
コンクリートにも簡単にマークできていたので赤色を重宝していた。

芯はDry用4031
夏になり使用時に異変を感じ出す。
芯が溶けている感触。
ポロポロと折れるというより崩れて全く使えなくなる。
8月そんな状態が続き芯を交換して異変
新品の赤色芯を挿入しても出てこない。
高温で表面が溶けた赤芯が筒の中で完全に溶けて付着している感触。
黒の芯が比較的硬いので手元にあった黒の芯で突いてみる・・・・
そう、最悪の状態が待ち受ける。黒の芯も折れて詰まる。
内部で柔らかく溶けた赤色芯、出口入り口に硬い黒の芯が折れて詰まる。
最悪だ。
2.5mmピアノ線で詰った芯を押し出そうと考える
それでも、「直して使う」が信条。
詰まった芯をまずは取り除くことを考える。
通常の日本製のシャープペンシルなどは芯が詰まった際に分解して取り除けるようになっているので、同じ発想で直して使うことを試みる。
だけど、このPica Dryは分解できる構造にはなっていない様子。
構造を知りたくてネット検索してみるも「芯詰」のことや「構造」の情報記事は見当たらない。
自分で考えて挑戦してみる。
Pica Dryの芯は2.8mmなので、最終的に作業で使ったのは2.5mmのピアノ線。
だけど
何度も挑戦するも押し出せず、詰まりを直せる方法は無いか、メンテナンスの為の分解はできないのか、色々考え試すも全く進展させることが出来ず、諦める。
諦め放置、数日後パーツが飛び出す。からの解体。

諦め放置していたら、数日後、内部の芯筒が飛び出していた。
その要因はあれこれ作業している中で使ったパーツクリーナーの油分が浸透して接続部を切り離したのかもしれない。
その分解を起点にもう一度ピアノ線で内部をあれこれ突いてみる。
すると上の写真まで解体ができた。
構造的にはシャープペンシルと同じ。
これが分かればパーツを綺麗にして再度組立を試みる。
しかし、自分の経験上の手応えから半分諦めている。

組立後は、想像していたよりも良い動きになったものの・・・
これは使える状態ではない。
また少し諦め放置をしてみる。
芯詰りの要因と対策
不具合要因は30度を超えたから
ここまで挑戦して、材料とも向き合ったので分かること。
赤色の替芯4031には「30度以下の環境で保管」と書いてある。
うーん。これは夏には使えない。いや、現実的に全く使えない。
Dry用替芯にはサマーヒートがある「4070」
赤色の芯を使いたい場合はこれしか使えないということになるのだろうか・・・・
しかし
不具合は仕方がない。だけど、道具として使う者がメンテナンスしながら使うというのが大切なのではないかと思う。
分解できないということはメンテナンスできないということ。
使い捨て前提の道具だろうか・・・。
そうだとするならば、それは好きではない。
ドイツ製ということでその点も信頼していたのだけど、残念。
何か理由があってのことだと思いたい。
PicaDryは現時点では殆ど使えなかったけど、色々試したことは必ず良い経験になる。
良い学びをさせて頂いたと思うことにする。
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