ある日洗濯排水口から水が溢れていた
第一発見者は嫁さん
朝食の後、仕事をしていると嫁さんの叫び声が
「洗濯機の排水口から水が漏れてる!」
駆けつけると、この状態
水浸しというより少し溢れ出ているという感じ。
洗濯機本体の排水パイプの劣化なら、この量では済まない。
洗濯機も数年前に買い換えているので本体蛇腹パイプは劣化する年数でもないだろう。
考えられるのは
「洗濯機排水管内部の詰まり」
排水トララップ分解調査
施工して13年。
一度も配管内部の清掃はしていない。
洗濯機買い換えの際に排水トラップのゴミ詰まり(約10年分)は一度綺麗にしている。
トラップを取り出してみる。
数年前の時には詰まっていた埃や髪の毛の詰まりは見られない。
分解した部材を見ても「詰まる」ほどではない。
これはやはり排水配管内部か。
自分でできる配管内部の清掃方法
お風呂の残り湯利用の場合皮脂汚れなどが配管内部に付着する
オシャレ着洗いでない場合は普段「お風呂の残り湯」を使用している。
この場合、皮脂汚れや髪の毛が配管に蓄積される。
定期的に配管内部のメンテナンスが必要とは理解していても自宅でやるのは初めて。
なるほど、いい勉強だ。
お風呂の残り湯を使っている場合は15年前後で洗濯機排水管内部は清掃した方が良いのだなと学ぶ。
清掃方法
配管内部の汚れの要因をお風呂の残り湯、皮脂汚れが蓄積されていると想定して
それをじっくり溶かす為に効果の出そうな「ジェルタイプ」を選択(今回の商品選択は特定メーカー・特定商品に拘りはない)
この洗剤の使用方法
「配管詰まり解消の場合は本体の3分の1を使用(20回プッシュ)」と裏面使用説明にあったので分量はそれに従う。
洗剤投入の工夫
この洗濯排水管は「キッチン」や「洗面化粧台」の排水口と違いトラップの水だまりは無い。
この先は曲がりながらもダイレクトに建物外部までの枡までつながっている。
だから配管に垂らすだけでは効果は少ないような気がした。
投入方法は
「配管内部にジェル洗剤を添わせる」
ことを意識した。
30分放置後、配管内に水を流して様子をみる。
洗濯機使用テスト
次の洗濯するタイミングで通常通り使用して様子を確認。
排水口からの水漏れは確認されず。
無事解消なのかな?
洗濯機排水トラップの施工位置は「背面下地から手間730mm排水芯」
水漏れが目視できるように手間に設置すること
洗濯機排水トラップを施工の際、あえて手前に位置指定して施工している。
具体的な施工指示は
背面木下地から730mmを排水芯
目的は
- 「メンテナンスしやすさ」
- 「漏水の異常にいち早く気づく為」
730mmの寸法の意味は
- 木造の場合「構造土台を欠損しない」寸法であること
- 洗濯機の機種による干渉がない寸法であること
- 動線の邪魔にならない位置であること
今回はメンテナンスの目的が良い方向に機能してくれた。
暮らしに役立つと実践できたので、この施工基準は標準で継続しようと思う。
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