トイレから突然「シュー」という給水音が聞こえる。
誰も使っていないのに、定期的にタンクへ水が入る。
「もう寿命?」
「便器ごと交換?」
と不安になりますよね。
実はこの症状は、10年前後のTOTOトイレでは比較的よくある症状です。
今回は実際の修理事例をもとに、
修理で済むケース
交換を考えた方がいいケース
の判断基準を紹介します。
この症状で困っていませんか?
症状は
タンク内の水が減って定期的に勝手に給水する、使用時にタンク内に水がないことがある症状。
今回アフター対応のトイレは
TOTO TCF967#NW1
取付施工は2017年5月なので8年目になります。
10年目前後で起こる修理です。恐らく要因はパッキンの劣化。
少し早い気もしますが取替時期になっていると思われました。
原因は排水弁の劣化でした
原因
原因はやはり「排水弁」の劣化不具合。
対応
排水弁の組品取替えにて完了。
最初に取替の部品が気になりました。ホームセンターに汎用品なども販売されているのですが、メーカー純正品の在庫状況が気になりました。メーカーの補修用性能部品の保有期間は、製品の生産終了後、7年間(BL認定品は10年間)です。(メーカー純正品がなぜ良いかは後に記入)
今回タンク品番をネット検索してもピッタリ一致した情報が出てきませんでした。パッキンや排水弁の組品はメーカー依頼以外で見つけるのは大変です。在庫があるうちに交換しておくことが長く使えて将来的には費用を抑えられます。
タンク内排水弁なので漏水と違い緊急性が低いことから、時間をかけて安い部品を探すことも一つの手ですが、今回は上記の理由でTOTOメンテナンスに依頼かけてお客様に直接請求して頂きました。(TOTOから直接請求するということは弊社の利益をのせることはないので安くできます。弊社も電話依頼した程度なので費用を頂く必要もありません)
修理をおすすめするケース
・設置から10年前後
・その他は正常
・メーカー部品がある
修理をおすすめできないケース
今回のような症状でも、次のような場合は修理ではなく交換を検討した方が安心です。
・15年以上使用
・他にも不具合
・部品供給終了
・ウォシュレットも故障
・メーカー部品の供給が終了している
部分修理を繰り返すより、結果的に費用を抑えられることもあります。
TOTOでも製品や部品には使用期間や補修部品の保有期間の目安があります。古い製品では部品供給が終了し、修理より交換が適する場合もあります。
判断するときの注意点
ネットでは汎用品のパッキンも販売されています。
しかし
節水タイプでは
・サイズ違い
・止水不良
・水量が変わる
こともあります。
メーカー純正部品で直せるなら、その方が結果的に費用を抑えられるケースも少なくありません。メーカーも製品ごとの交換可否や純正部品の確認を案内しています。
今回の判断基準
今回のケースでは、
- タンク内の水が減る
- 勝手に給水する
- 設置後8〜10年前後
- 排水弁だけの劣化
この4つが当てはまったため、
便器交換ではなく排水弁交換が最も費用対効果の高い判断でした。
逆に15年以上経過し、
他にも不具合が出始めている場合は、
部分修理を繰り返すより交換を検討した方が安心です。
トイレタンクの基本構造
旧式タイプだと分かりやすい構造

これは古いトイレタンクの構造ですが、タンク内の基本構造が分かりやす画像を拝借させて頂き、まずは基本構造の説明をさせて頂きます。
排水の流れ
排水前のトイレタンク内は基本的に満水状態を維持しています。
排水する為にレバーハンドルをひねると排水弁が開きタンク内の水が流れ出し排水します。その水量を検知しているのが「浮玉」です。この浮玉が一定レベルまで下がるとタンク内に給水されます。タンクへの給水が止まるのはこの浮玉が一定レベルまで上がると止まります。
今回の「タンク内の水が減って定期的に勝手に給水する、使用時にタンク内に水がないことがある」症状は
排水弁のパッキンが劣化し、少しずつ水が流れ出しタンク内の水位が徐々に下がっていく。そして浮玉が低水位を検知して勝手に給水されてしまっていたと思われます。
節水タイプなどの機能を損なわない為にメーカー依頼も重要
ちなみに今回の型番とは異なりますが、タンク内の構造は進化しており消耗部品も昔とは形が変わっています。そこが難しいところで、汎用品を手に入れ安く対処したとしてもサイズが微妙に合わなケースも考えられます。手間と時間だけ、最悪はお金も無駄にかかってしまうことも。
また、最近のトイレは「節水」機能が考えられており少しでも調整を変えてしまうとその性能を落としかねません。

旧式のタイプは上部の蓋を開けると構造がハッキリわかり分かりやすいのですが、最近のタイプは上部の蓋を開けただけでは結露防止のインタータンクなどで構造が変わっており、素人がメンテナンスしにくくなっております。

今回のアフターの流れ
と、いうことを踏まえて、今回もTOTOメンテナンスに問い合わせて品番、症状を伝え、在庫品の検証をして訪問して頂きました。
TOTOメンテナンス依頼翌日訪問、同時に完了
TOTOメンテナンスに依頼して翌日の10時までにお客様に連絡があり、当日訪問で修理完了になりました。
やはりTOTOメンテナンスは消耗品の在庫品を用意できるので、このようなメンテナンスの対応が一回の訪問で完了、お客様の時間的拘束に対して負担が少なくなるという面で良い仕組みが標準化されていると感じます。
費用
TOTOメンテナンスからお客様直接請求(支払いは現金、クレジット支払い対応可)
技術料 税別5,100円
部品代TCM1399R 排水弁組品 1個 税別1,350円
訪問料 税別2,800円
小計 9,250円
消費税 925円
合計金額 10,175円
でした。
修理か交換か分からない場合は、LINE相談を。
私たちは「交換する会社」ではなく、「まず判断する会社」でありたいと考えています。
「修理か交換か迷ったときは、工事を前提に考えるのではなく、まず判断することが大切です。写真を送っていただければ、今の状態から一緒に考えます。」
修理か交換か分からない場合は、写真を送っていただければ判断のお手伝いをしています。
「タップして、写真を送るだけ。」
リフォーム・リノベの最初の相談先として、
“判断 と 試行” の約束。
月と雨建築舎の強みは 「できない」と決めつけず、 まず試してみる試行力です。 お客様が後悔しないよう、 残す・変える・比べるを一緒に整理し、 「比較検討」できる環境を整えます。
判断に迷ったら、LINEで写真を送ってください。
気になる場所の写真から、
住宅の悩み相談を引き受け続けた現場監督が試行している「判断基準」を提供いたします。
(LINE登録しておくと、気軽に写真相談できます。)
まずは、LINEで無料写真相談。
<写真相談の例>
- 取手交換
- 網戸張替
- 収納棚
- 水栓交換
など。
「こんな小さなこと頼んでいいのかな?」で、大丈夫です。
大きなリフォームだけが住まいづくりではありません。
小さな困りごとが解決すると、暮らしには少し余白が生まれます。
月と雨建築舎は、そんな住まいの小さな相談窓口です。
住まいの困りごとを整理するところからお手伝いします。
迷ったら写真を送ってください。
相談は無料です。
【まずはLINEで写真相談】
既に価値が付いたものを選ぶより
今あるものを活かし
見出していく価値を、大切に。
Shaped for Quiet
今あるものを活かし
「静けさへ整える」
Cheap Chic
今あるものを活かし
「ズラし と 工夫」
を誇りに
施工管理技術で直し誂る、「住みながらリノベ」の月と雨建築舎。
住宅の悩み相談を引き受け続けた現場監督が企画した「部分リノベ特化」の改修舎
HMのように既製品から考えることはしない。
デザイン工務店ほと素材や納まりに拘り過ぎない。
丁度いい塩梅のものづくり。
職人でもなく、住宅の悩み相談、メンテも受け続けた現場監督が企画した施工デザイン・施工計画。
HM現場管理よりちょっとだけ手間と時間をかけたものづくり重視。
工事中の生活への影響少ない「施工計画」
築年数の古い住宅特有の見えないトラブルを事前に予測・発見し適切な対処を織り込む「長期視点のリスク管理」
無駄な工事は行わず、本当に効果のある部分に予算を集中させる「提案力」
職人作業の無駄を事前に省き効率化させることで工事中の追加費用の発生要因を抑え、コスパ良く見せ所も確保する「予算・品質管理」
熟練の職人たちを一つのチームとして統率する「ディレクション能力・指示伝達の技術」
ものづくり品質確保の「安全・工程管理」
あなたの暮らしの不都合に
”幸いを見出す視点”を育む
この「直し誂る」部分リノベをきっかけに
[今ある状況に価値を見出し続ける]
・日本の美意識で故もの生かす「部分リノベ」
・経年価値とあなたにとっての価値の最大化「部分DIY」
・雨漏り漏水調査.屋根葺替え.外壁塗装.エコキュート取替工事等、リノベ屋の感性と現場管理の経験と知恵を応用する「部分リフォーム(修繕)」
広島県内 住まいのことは月と雨建築舎へご相談ください。建築家の感性と学識に加え、家の構造・現場を熟知した設計工務店として設計監理・現場管理を行います。家全体の品質劣化・雨漏り・漏水などの瑕疵を防ぎます。

